小・中学校で始まった「GIGAschool構想」。皆さんはどのように「chromebook」を活用していますか?今回は、私がこれまで活用してきた中で、「これは使える」と思えるものをやり方を交えて紹介していきます。これからの指導の参考にしていただければ幸いです。
小学生「Chromebook」を使った指導はこれ!発表型授業や資料の提示の使い方を紹介します!
の続きになります。
目次
アンケートを作ろう その1 アンケート準備
まずはアンケートの準備をしていきます。自分のアカウントの横の九つの点をクリックします。アプリがずらっと出てきますので、「Forms」をクリックします。
左上の「新しいフォームの作成」したの、「空白」の「➕」をクリックします。
「無題のフォーム」という題名が出てきますので、文字の上をクリックして「悩み事アンケート」と入力します。
「無題の質問」という項目が下に出ていますので、文字の上をクリックして「名前」と入力します。ここで名前を入力させておくと、後で解答を見返した時に誰が解答したかわかりやすいので便利です。
左上の「無題のフォーム」が出ていますので、「悩み事アンケート」と入力します。これで「Form」を開いた時に何を作成したのかわかりやすくなります。ちなみのここは始めに題名を入れておけば、クリックしただけでその題名に変わります。ここでは、始めに「悩み事アンケート」と入力してあったので、ワンクリックで「悩み事アンケート」に変わります。
名前の続きです。「名前」を書き込ませたいので、この問題は「記述式」を選びます。すると子どもたちは手入力で自分の名前を入力することになります。
打ち終わると右側に縦に長い項目が出てきます。右上の「➕」をクリックすると、「質問」が増えます。この後質問を作っていくので、「➕」をクリックします。
新しい質問「今悩んでいることは何ですか」を入力します。解答は「はい」「いいえ」で答えてほしいので、「ラジオボタン」を選択します。※「ラジオボタン」はどちらか一つを選ぶボタンになります。
1つ目の選択肢に「ある」を入力し、2つ目の選択肢に「ない」と入力します。
質問を増やしたいので右上の「➕」をクリックします。3つ目の質問、「それをどうしてほしいですか」を入力します。
3つ選択肢を用意して選択してもらおうと思うので、「ラジオボタン」をクリックします。
「選択肢1」「先生と相手のグループと本人で話し合う」
「選択肢2」「相手グループと先生で話し合う」
「選択肢3」「先生に知っておいてもらうだけで良い」の3つを用意します。
※いくつか選択しても良いにしたいなら「チェックボックス」にすると児童は一つだけでなく該当するもの全てを選ぶことができます。
これはやってもやらなくても良いことですが、アンケートを装飾したい場合の手順です。右上の左隅の「パレット」をクリックします。ヘッダーの下の「画像を選択」をクリックします。
学校で行うアンケートなので「テーマ」の「学校」を選択します。今回のアンケートに沿ったお気に入りの写真を選択します。「右下」の「挿入」をクリックします。
これで装飾も完成です。「パレット」横の「目(プレビュー)」ボタンをクリックします。提出したい形になっていればは完了です。右上の「送信」ボタンで送信しようとすると少し複雑ですので今回は押しません。
アンケートを作ろう その2 アンケートを送信する
アンケートを作成したら、次は実際に子どもたちに送信します。自分のアイコンの横の9つの点をクリックします。「Classroom」をクリックします。「Classroom」へのクラスの子どもたちの招待の仕方がわからない方は下のサイトを一度ご覧ください。
小学生「Chromebook」を使った指導はこれ!クラスルームの作り方やノートの代わりになる使い方を紹介します!
「Classroom」の自分のクラスをクリックします。
「授業」をクリックします。次に左上の「➕作成」をクリックします。下に出てくれる項目の「課題」をクリックします。
タイトルに「悩み事アンケート」と書きます。下にある「二重の三角形」をクリックします。
先ほど作成した「Forms」の悩み事アンケートが出てきますのでクリックします。右下の「挿入」をクリックします。
「挿入」が終わると「課題」の画面に戻ります。「二重の三角形」の下に「Form」で作った「悩み事アンケート」が貼りつきました。右上の「課題を作成」をクリックします。これでクラスの子どもたちに「悩み事アンケート」を送信することができました。
アンケートを作ろう その3 アンケートを実施・結果考察する
「Classroom」に「悩み事アンケート」がアップされました。子どもたちには下の画面のように届くので、下の「Forms」の悩み事アンケートをクリックして解答するように指示を出します。
解答が終わったら、自分のアイコンの横の九つの点をクリックします。「Forms」をクリックします。
「アンケート」作成者は下のような結果を見ることができます。全体的にどのくらいの割合で解答しているのか見たい時には「回答」「概要」の順にクリックします。
「今悩んでいることがある子の割合」が円グラフで出てきます。
「どんなことをされるのか」「それをどうしてほしいのか」の割合も見ることができます。
どの子が悩んでいるのか確認したいときは、「回答」「個別」の順にクリックします。
質問1の「名前」が書いてあると、ここで誰がどんなことで悩んでいるのか確認することができます。逆に名前がないと確認できなくなってしまうので気を付けてください。
これで「Forms」を使った「アンケートの作成」は終了です。今回使った内容はいろいろなことに応用が可能です。「学期ごとの振り返りアンケート」や「成績のためのアンケート(あいさつはできましたか など)」、簡単な小テストも作ることができます。ぜひ様々な場面で活用してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか。「chromebook」を使うことでこれまで時間や手間がかかっていたことがだいぶスムーズにできるようになったのではないかと思います。今後も私が実践を通して「これは使える」と思ったものを紹介していきます。参考にしていただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。