小・中学校で始まった「GIGAschool構想」。皆さんはどのように「chromebook」を活用していますか?今回は、私がこれまで活用してきた中で、「これは使える」と思えるものをやり方を交えて紹介していきます。これからの指導の参考にしていただければ幸いです。
小学生「Chromebook」を使った指導はこれ!クラスルームの作り方やノートの代わりになる使い方を紹介します!
の続きになります。
目次
Chromebookを使った指導その2 発表の授業は動画をアップ
chromebookを使った指導の2つ目は、「動画を撮ってアップする」です。国語の「音読劇」や「インタビュー」、体育の「器械運動」でこの技術が使えます。方法を解説していきます。
まず、「chromebook」にある「カメラ」をクリックします。
そこで「動画」と「写真」が出てきますので、「動画」をクリックします。
続いて、撮影したいものを撮影します。私のクラスでは、5年生の国語「きいて、きいて、きいてみよう」の単元にある「インタビュー」を撮影することにしました。各チーム、「インタビューをする人」「される人」「記録者」に分かれました。他のクラスの授業の邪魔にならない場所で「インタビュー」の撮影をさせました。「インタビュー」した動画は今「Googleドライブ」の中にはありません。そのため今から撮影した動画を「Googleドライブ」に入れる作業を紹介します。
トップ画面を指で下から上に引き上げます。
すると下からこのような画面が現れます。この画面上の「ファイル」をクリックします。
するとこのような画面に変わります。撮影した動画が「動画」に入っているのでドラッグして「Googleドライブ」にドロップします。
これで生徒個人の「Googleドライブ」に動画が入りました。
アイコンの中の「クラスルーム」を選びます。「ストリーム」の一番上にある「クラスに知らせたいこと」をクリックします。
「題名」を入力します。ここでは「○○さんから○○さんへのインタビュー」と名前をつけます。
下にある「Googleドライブ」のマークをクリックします。
先ほどドロップした動画が出てくるのでクリックして「挿入」をクリックします。
これで完了です。「クラスルーム」の「ストリーム」の中に撮影した動画がアップされました。
「インタビュー」や「音読劇」を撮影してアップすることを行うメリットは、
1 「やり直し=撮り直し」ができるため子どもたちが納得いくまで撮影することができる
2 みんなの前に出て発表するスタイルだとすぐに終わってしまうが、このスタイルだと何度でも見直せるため、評価しやすい。また、子どもたち同士でも何度でも見ることができる
という点です。これは「体育」の「器械運動」でも利用できます。「鉄棒」や「マット」の際、「オリンピック」と名付け、技を紹介します。
(例)マット 前転技→後転技→側転技 を自分で選んで組み合わせる
Chromebookを持って行かせ、3つの技が一連の動きでできたらペアで撮影させます。「クラスに知らせたいこと」にアップします。これも何度でもやり直しでき、いつでも見ることができます。
おすすめですのでぜひ利用してみてください。
Chromebookを使った指導その3 授業で使わせたいサイトや見せたい資料をアップする
chromebookを使った指導の3つ目は、「サイトをリンクしてアップする」です。社会や理科の「調べ学習」や「知識の確認」、国語の「言葉調べ」でこの技術が使えます。方法を解説していきます。
まず、「クラスルーム」の「授業」をクリックします。左上の「+作成」をクリックします。「資料」をクリックします。
「タイトル」を入力します。今回は「国語辞典オンライン」を子どもたちに紹介したいので、「国語辞典」と名前をつけます。
タブの「+」を押しタブを増やします。「国語辞典オンライン」のサイトを表示します。上のバーにあるリンクをコピーします。
クラスルームに戻ります。先ほど「タイトル」を記入した資料の下にある「リンク」をクリックします。
先ほどコピーしたリンクを「貼り付け」ます。右上の「投稿」をクリックして完了です。
サイトのリンクを貼り付けて資料としてアップすることを行うメリットは、
子どもたちを見せたいサイトにスムーズにつなげることができる
という点です。
(例)5年生の理科「台風と防災」で、「tenki.jp」のサイトの「過去天気」のページを事前にリンクを貼り付けておくことで、そのサイトを探す時間を省くことができ、スムーズに予想した台風の動き方について確認することができた。

(例)6年生の社会「大化の改新」の確認映像を、NHK for Schoolのサイトにリンクしておき、スムーズに見ることができた。

(例)プログラミングの紹介で「scratch」のサイトを紹介する
という点です。おすすめですのでぜひ利用してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか。「chromebook」を使うことでこれまで時間や手間がかかっていたことがだいぶスムーズにできるようになったのではないかと思います。今後も私が実践を通して「これは使える」と思ったものを紹介していきます。参考にしていただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。