5年生の社会では、「自動車づくりにはげむ人々」の学習があります。皆さんはどのように学習を進めていますか。そこで今回は、定着させなければならない「自動車づくりにはげむ人々」の知識を、謎解きでやってみるという授業の提案です。これから授業を行う方の叩き台にしていただけたらと思います。
「小学生、5年生の社会「自動車づくりにはげむ人々」の授業の流れは謎解きで!実際に行った授業を紹介します!」
の続きになります。
目次
「自動車づくりにはげむ人々」の謎を解き明かせ その3
今回は、「これからの自動車生産」についての謎解きです。
クイズ①は、
「新しい自動車が作られるまでの工程を5つ答えよ。安全な自動車を作るための実験と技術2つとは。」
です。
1つ目の答えは、
「企画」

→「デザイン」

→「実際の大きさで確認」

→「設計」

→「試作」

です。
安全な自動車を作るための実験は、
「しょうとつ実験」
です。
安全な車にするための技術の1つ目は、
「しょうとつ安全ボディ」
です。
安全な車にするための技術の2つ目は、
「エアバッグ」
です。
確認としてNHK for Schoolの
の動画を見て知識の定着を図りました。
クイズ②は、
「新しい自動車を作る上で自動車会社が大切にしていることとは。人に対して2つ、社会に対して2つ答えよ」
です。
人に対しての大切にしていることは、
「大切にしていること1=もっとこうしてほしいというニーズ」
「大切にしていること2=人々のより便利で安全なくらし」
です。
社会に対しての大切にしていることは、
「大切にしていること1=だれもがともに住みやすい社会になるユニバーサルデザイン」
「大切にしていること2=環境を大切に守りながらくらしを発展させていく、持続可能な社会」
です。
クイズ③は、
「実際に利用者の希望から生まれた技術を3つ答えよ。また、自動車工場内で環境を守る取り組みとは。」
実際に利用者の希望から生まれた技術は、
「車体の下にセンサーをつけ、足を出すことでドアが開く」
です。

2つ目は、
「車体についたセンサーやカメラで駐車する場所を確認し、駐車を助けてくれる」
です。

3つ目は、
「ガソリンのかわりに電気で動く自動車」
です。

4つ目は、
「自動運転車(の走行実験)」
です。

この他にも、
「スロープのついた自動車」
や
「車椅子の人でも乗り降りしやすい自動車」
があります。
自動車工場内で環境を守る取り組みは、
「工場で使った水は、排水処理施設できれいにしてから海に流す」
です。

また、「部品のリサイクル」も環境を守る取り組みになります。
確認としてNHK for Schoolの
の動画を見て知識の定着を図りました。
どの問題から取り掛かっても構いません。また、25分と時間を区切って行うことも同じです。時間が終わったら、子どもたちに発表してもらいながら解説をつけて答え合わせをしていきます。答えとイラストをノートにまとめて授業は完了です。
また、この時間が終わったらもう一度まとめを行います。知識を定着させるためです。ノートの見開きにこれまでの内容をすべて絵と字で書くようにします。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回取り上げた問題は、テストで出題を確認したものばかりですので、押さえなければいけないポイントになると思います。しかし、教師が講義形式で授業を行っても子どもも飽きてしまいます。「自分から資料や教科書に向き合い、答えを見つけて正解して喜びを味わい自分の知識とする」ことができる「謎解き」の授業をぜひやってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。