学校で授業をしていると、計画通り進んで空き時間ができてしまったなんてことありますよね。そんな時、「時間を使えてしかも盛り上がるゲームないかな。」と考えることはありませんか。そんなあなたにオススメなのが「算数クイズ」です。少ない時間でクラスが盛り上がる、しかも対象学年は1年生から6年生までという幅広く使えるゲームを紹介していきます。
「授業の合間に楽しめる!少しの時間でクラスが盛り上がるゲームを紹介します!」
の続きになります。
準備物 : 棒磁石8本 磁石4個
対象学年: 1〜6年生
目次
空いた時間に楽しめる算数ゲーム① 金魚の向きを変えよう
黒板に8本の棒磁石を使って「金魚」をつくります。始めは右向きでも左向きでも構いません。
続いて、子どもたちにも、「ラッションペン」や「クーピー」を8本出させ、机の上に同じように「金魚」を作らせます。ここで発問、
「この金魚を3本だけ動かして反対側に向かせてください。」
と伝えます。右向きの金魚なら左向きにします。目は何回動かしても構いません。できた子は手をあげて先生を呼びます。先生に見てもらい合格したらミニ先生になれます。
※ミニ先生になったら、先生と同じように机間巡視して手を挙げた子のところへ行き見ます。そこでできているか見ます。ミニ先生に、「合格。」と言われた子もミニ先生になります。ミニ先生をなぜ作るのかというと、先生が一人で全員の答え合わせをしていると時間がかかります。その時間を少しでも短縮するためと、終わって遊び出す子を減らすためです。
正解はこうです。
1本目の移動
2本目の移動
3本目の移動
右向きなら左向きが正解です。上向きを正解にしてしまう子がいるのでミニ先生になる前に注意してください。
自分の周りにあるものですぐにできますので準備も簡単です。1年生から6年生まで挑戦できますのでぜひやらせてみてください。
空いた時間に楽しめる算数ゲーム② 桃太郎の川わたり
空いた時間に楽しめる「算数ゲーム」の2つ目は、「桃太郎の川渡り」です。黒板に磁石を4個貼ります。磁石の横に青いチョークで川を書きます。
「桃太郎と犬猿きじは川を渡って鬼ヶ島に行こうとしています。川を渡ろうとしましたが歩いては渡れません。そこに小さな船がありました。桃太郎たちは船を使って川を渡ることにしました。」
と伝えます。そこで渡る際のルールを説明します。
〈ルール〉
①船は小さいので一度に2人しか乗れません
②桃太郎しか運転できません
③犬と猿は桃太郎がいないとけんかして怪我をしてしまいます
④犬ときじは桃太郎がいないと犬がきじを食べてしまいます
⑤猿ときじは2匹だけでいてもけんかをしません
「さてどうやったら全員無事に川を渡ることができるでしょうか。」
子どもたちは自分の机の上に4つのものを置いて考えます。この問題もできたら手を挙げて先生を呼びます。先生に見てもらい合格したらミニ先生になります。
正解はこうです。
1 桃太郎と犬が先に川を渡ります
2 犬を対岸に置いて桃太郎が戻ります
3 猿と桃太郎が川を渡ります
4 猿を対岸に置いて犬と桃太郎が戻ります
5 犬を置いて桃太郎ときじが渡ります
6 きじを置いて桃太郎が戻ります
7 犬と桃太郎が渡ります
ポイントは犬を一度連れて帰るところです。このゲームも1〜6年生で楽しめるゲームです。
空いた時間に楽しめる算数ゲーム③ 正方形を増やそう
最後は、「正方形を増やそう」です。8本の棒磁石を使います。黒板に棒磁石4本で正方形を二つ作ります。
「今ある2つの正方形(低学年は真四角)を3つの正方形に増やしてください。」
と伝えます。ルールを説明します。
(ルール)
1 4本の磁石はバラバラで動かすことはできません。4本同時に正方形のまま動かします
2 正方形は何回動かしても構いません
これも子どもの机の上に8本の「ラッションペン」や「クーピー」を使って同じように形を作ります。できた子から手を挙げて先生を呼びます。正解したらミニ先生になります。正解はこれです。
一部を重ねることで正方形を3つにすることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。時間を調節できるうえ、盛り上がること間違いなしのゲームです。私も本を読んでから実践してみましたが、どんなクラスでも盛り上がりました。全員で楽しんでクラスの仲を深めていってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。