小学生、学活の「話し合い活動」は何をする?みんなが活躍できる話し合いを紹介します!

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特別活動の中で「話し合い活動」ってどんな活動をしたらいいのか考える方いませんか。どんな内容で、どんな形で、どんな話し合いをして、どんな答えを出せばいいのか。そんな「話し合い活動」について今回はこれまで行ってきた自分の実践を元にお話ししたいと思います。クラス全員が参加できる「話し合い活動」について叩き台にしていただけたらと思います。

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目次

学活「話し合い活動」の司会はどう決める?

学活の「話し合い活動」の司会はどのように決めればよいのでしょうか。私は担任した1年生から6年生まで、課題は違いますが、司会の決め方はすべて同じでした。つまりどの学年でも行うことができる司会の決め方になります。その方法を紹介していきます。

司会は輪番制で行う

よく司会は「学級委員」が行うクラスがあります。しかし「学級委員」だけが司会を行うことによって様々な弊害が出てきます。一つ目は、「司会の経験が、一部の子どもたちに偏る」ことです。司会の仕事は本当に学級委員でしかできないのでしょうか。答えは「否」です。教師が横についてアドバイスするだけで、クラスの中の誰でもできます。これは実際に経験してきたから言えることです。司会ができない子はいませんでした。ではなぜ「学級委員しかできない」クラスがあるのでしょうか。それは「やらせない」からです。「学級委員以外の子はできない」と教師が決めてしまい、経験させないからできないだけです。

そこで司会は「輪番制」にします。出席番号が一番わかりやすいです。第1回目の話し合い活動の司会は、出席番号1~3番の子が行います。出席番号1~3番の子は、自分の机と椅子を持って黒板の前に来ます。全体の方に机を向けて話し合い活動の形にします。後は、始めの1~12番くらい(約4回)までの間、教師が司会の子たちの横についてアドバイスをしてあげます。13番から後の子たちはこれまで何度も話し合いの様子を見てきたので、自分たちで進められるようになります。できれば2巡回るようにしてあげると、最初に司会になった子たちも自分たちの力で進められるようになり自身がつきます。

司会の子3人の役割ですが、一人がメイン司会、残りの二人が黒板書記です。小柱を3まで用紙して、小柱一つごとにメイン司会と黒板書記を交代していきます。そうすると、全員メイン司会を経験することができます。司会が二人だと黒板書記が間に合いませんし、4人だとメイン司会で活動しない子が出てしまうので多すぎてしまいます。3人が丁度よい人数です。

 

 

学活「話し合い活動」の進め方はどうするの?

 

続いて「進め方」です。小柱1のメイン司会が、本日のテーマを発表します。例えば今回は「クラス遊びの内容を決めよう」にします。小柱1は、「やりたい遊びを発表しよう」です。ここでは、やりたい遊びの意見をなるべくたくさん出してもらいます。メイン司会の子は、普段よく発表している子は後回しにして、普段あまり発表していない子を先に指名していくようにします。よく発表する子は、小柱2でも十分意見が言えるからです。

この時、すぐに賛成・反対したがる子がいますが、教師が司会にアドバイスしてこの小柱1では「賛成・反対はしない」ことを伝えさせます。ここで勢いのある子に賛成・反対されてしまうと、柔軟な意見が出なくなってしまいます。全員の意見を汲み取るためにも、ここは賛成・反対は無しで意見を出させるようにします。

この時、黒板書記の子たちには、黒板に意見を書かせることに加え、ネームプレートを意見の側に貼らせるように伝えます。後で賛成・反対する時に、誰が話した意見なのかすぐにわかるようにするためと、クラス全員が話し合いに参加できるように、誰が発表して誰がまだ発表していないのかわかるようにするためです。

 

 

やりたい遊びが出そろったら小柱1は終わりです。黒板書記の子一人とメイン司会の子が交代します。

 

続きは

「小学生、学活の「話し合い活動」は何をする?みんなが活躍できる話し合いを紹介します!その2」

に書いてあります。ぜひそちらもお読みください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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