小学生、学活の「話し合い活動」は何をする?みんなが活躍できる話し合いを紹介します!その2

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特別活動の中で「話し合い活動」ってどんな活動をしたらいいのか考える方いませんか。どんな内容で、どんな形で、どんな話し合いをして、どんな答えを出せばいいのか。そんな「話し合い活動」について今回はこれまで行ってきた自分の実践を元にお話ししたいと思います。クラス全員が参加できる「話し合い活動」について叩き台にしていただけたらと思います。今回は

「小学生、学活の「話し合い活動」は何をする?みんなが活躍できる話し合いを紹介します!」

の続きになります。

 

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目次

学活「話し合い活動」の進め方はどうするの?

 

続いて小柱2です。小柱2では、「これまで出てきた意見について賛成・反対」を行います。遊びたい遊びが10個出てきても、すべて遊ぶことはできません。また、クラスの中でやりたくない子がたくさんいる遊びを無理やりやらせるわけにもいきません。そのため、ここで賛成・反対の意見を言って意見を選別していきます。

小柱2のメイン司会の子は、ここでも普段発表が少ない子から先に指名します。また、小柱1で発表した子も後で指名するようにします。また、話し合いのために席を向かい合せると、子ども同士お互い顔が見れていいと思います。

黒板書記の子たちは、先ほど小柱1で出た意見の横に、〇や✖、あるいは〇や●などで賛成・反対を明確にしながら理由を記入していきます。理由はすべて書くのではなく、短く要約して書かせるようにアドバイスします。ここでも発表した子の意見の側にネームプレートを貼りましょう。

小柱2のメイン司会の子は、同じ意見に対する賛成・反対だけでなく、様々な意見に対する賛成・反対を求める仕事や、「賛成ばかりの意見」は多数決を取らずに採用したり、逆に、「反対ばかりの意見」は不採用にしたりと、決めていく仕事も出てきます。小柱1のメイン司会の子に比べると少し難しい仕事になりますので、よくアドバイスしてあげる必要があります。賛成も反対も出ている意見はここでは決めずに小柱3に決定します。

 

学活「話し合い活動」のまとめ方は?

ここまで話し合ってきたことを今度は小柱3でまとめていきます。ここでまだメイン司会をやっていない黒板書記の子と、小柱2のメイン司会の子が交代します。小柱3では、小柱2で「賛成・反対」で分かれた意見に決着をつけていきます。賛成・反対で分かれてしまった意見をどちらかに決めるためには、「多数決」をします。メイン司会は一つずつ意見を出し、高学年でできる子はこれまでの意見を総括した上で多数決します。過半数を超えたら採用し、賛成が多くても過半数を超えない場合は不採用となります。

当然、ここで採用されたことに反対する子も出てきます。そうならないために、小柱2の段階で全員に、「嫌なことはこの場でしっかり反論する」よう、教師からもメイン司会からも伝えさせることが必要です。これを伝えておけば、最後に決まったことに文句を言っても、「小柱2でしっかり反論しないから」と制止することができます。自分が意図しないことでも、決まったことに「折り合い」をつけることは話し合いではとても大切なので、納得させます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。小柱は普通テーマ毎で使うものですが、小学生の話し合い活動で、1時間のうちに2つ以上のテーマを話し合ってもあまり成果が得られません。疲れたような、飽きたような雰囲気が出てしまって集中力を感じられないからです。そのため、一つのテーマの中で、話し合う内容が変わることを私は「小柱」として扱っています。これはもし試される方は変えていただいても構いません。

特別活動の中で「話し合い活動」は学習指導要領の中で始めに説明が出てくるくらい大切なものです。全員が発表し、折り合いをつけ、社会性を高めるためにも、たくさんの話し合い活動が行われるといいと思います。叩き台にしていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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