小学生、掃除に進んで取り組み綺麗にできる方法を紹介します!

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小学校では、毎日あるいは2日に1日など様々な方針で「掃除の時間」が設定されています。皆さんはどんな方法で取り組ませていますか。掃除は放っておくと、掃除時間に遊んでいたり、ゴミを集めてもそのままにしてしまったりするような子も出てしまいます。そんな中、子どもが時間いっぱい、ゴミを無くすように取り組む方法を紹介します。ぜひ今回も叩き台にしていただければと思います。

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目次

小学生が掃除に進んで取り組む方法その1 掃除場所は最低でも1ヶ月は変えない

 

小学生が掃除に進んで取り組むための方法その1は、掃除場所です。私は掃除場所を決める際、先にこう伝えます。「掃除場所は夏休みまで変わりません。夏休み後に新しく決めます。ただし、夏休みまで教室掃除をした人は、夏休み後は教室以外から決めます。一方、夏休みまで教室以外だった人は夏休み後は教室掃除です。どちらがいいか自分で決めましょう。」

なぜこんなことを伝えるかと言うと、「掃除はある程度長く同じ場所をやらないと上手にならない」からです。1週間交代で班ごと回してやっているクラスもありますが、それだと仕事を教えることでほとんど終わってしまいます。子どもたちもなんとかその場の掃除の仕方を覚えますが、上手になるコツまで掴むのには時間が足りません。一方、夏休み前まで約4ヶ月取り組ませると、見違えるほど上手になります。どうすればその場所で「上手に掃除できるのか」、たっぷり考える時間ができるからです。どんな仕事にも「ベテラン」という人が存在しますが、長く取り組めばその掃除場所のベテランになることができます。そのため、最低でも1ヶ月同じ掃除場所を掃除することをオススメします。

 

その仕事のスペシャリスト!ベテラン

 

 

小学生が掃除に進んで取り組む方法その2 掃除場所は1人ずつ場所や担当を明確にする

 

次に、決まった掃除場所の人数を細かく分担します。例えば、教室ですと、乾拭き掃除9人、ほうき2人だとします。教室の床のマスが18マスだとします。乾拭きの子は、1人2マスを担当します。そのマスには他の乾拭きの子は入ってきません。自分が任された担当の床の列になります。また、ほうきは教室を半分で分け、半分を1人で担当します。後で見て、その列にゴミが残っていれば、ほうきであれ、乾拭きであれ担当の子の責任になります。しかし、みんなで一斉に乾拭きしてしまうと、誰がどんな掃除をしたのかわかりません。責任が曖昧になると掃除はいい加減になります。

 

 

廊下掃除も同じです。この柱からあの柱までと掃除場所を明確にします。靴箱掃除なら、水拭き2人、ミニほうき2人にし、靴箱2つの場合1つに水拭き1人とミニほうき1人をセットにして担当させます。その靴箱はこの2人できれいにします。汚れていれば2人の責任です。

音楽室などの特別教室なら、教室を担当人数によって分けます。4人なら4分割、2人なら2分割です。担当になった場所を1人でほうきをかけ、乾拭き掃除をして終わります。汚れていればその子の責任になります。

このように、誰がどの掃除場所なのか明確にすることで責任をもたせることが掃除に進んで取り組むために必要な方法その2になります。

 

小学生が掃除に進んで取り組む方法その3 掃除が終わったら採点する

 

最後は、掃除が終わった後です。皆さんは掃除が終わった後、全ての掃除場所を見届けていますか。忙しさのあまり、挨拶だけして終わりということもあるかと思います。しかし、チェックされなければ掃除はどんどんいい加減になります。そこで、掃除終了の5分前くらいになったら、全ての掃除場所をチェックしに回ります。

チェックは簡単です。担当になっている掃除場所を簡単に教師が掃除します。集まったゴミの量を見て、「多い0〜40点」「普通40〜79点」「少ない80〜90点」「ほぼない91〜100点」のように判断します。80点以上が合格です。これはある程度適当で構いません。80点を超えると喜ぶ子が続出します。100点を取ると自慢する子も出てきます。掃除で達成感を味わうことができます。

ここで大切なのは、毎回同じ裁定をすることが大切です。同じゴミの量なのに今回は80点、前回は60点では子どももわかりにくくなってしまいます。

 

 

また、「合格点に達しない時でも、やり直しはさせない」ということも大切です。やり直しをさせると次に控える休み時間や授業時間が減ります。子どももやり直しさせられることで嫌な気持ちになります。掃除が嫌いになります。合格点に達しない時でも、「残念。また頑張ろう。」で終わりです。すると子どもは次は合格点を取ろうと頑張るようになります。期間は4ヶ月です。その日は失敗してしまっても、その後上手になればいいのです。

この他にも、「お話ししてしまったらマイナス5点」「遊んでしまったらマイナス10点」など、最後の合計点に影響させます。注意しなくてはいけないことも、ゲーム感覚にすることができます。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。なるべく同じ掃除場所で、担当場所をはっきり決めて、採点をつけるという3つのポイントを意識することで、多くの子が意欲的に掃除に取り組むことができるようになります。ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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