うつ病を発症した優太ろうです。初診から薬を処方されていましたが、どうも飲む気になりません。職場の問題が解決されれば治ると思っていたからです。そんな優太ろうが処方された薬を飲むようになった理由を紹介していきます。うつ病になり、薬を飲もうか考えている方は参考にしてください。
目次
精神科で処方された薬、飲まないとどうなる?
職場の激務で精神が病み、職場に行けなくなった日に、精神科で診察をしてもらいました。診断書と同時にその日から薬を処方してもらいました。薬は「レクサプロ(気持ちを楽にして意欲を高める)」「スルピリド(胃や十二指腸に効く、緊張を和らげる)」の2種類です。しかし、私はその薬を飲む気になりませんでした。そのため、薬局に寄らずにいました。職場の環境さえ変われば自分の状態は良くなると思っていたからです。処方されても飲まない状態が1ヶ月続きました。職場に行っていないので眠れない、食べれないことは減りました。しかし、「不安」は解消されません。お金の不安、これからの将来の不安はずっと続きました。それらに加え、何かの約束の時間があるとその時間が近づくと不安になります。また、職場から体調を気遣う電話がくるとそれもまた不安になります。不安になると、とことんマイナス思考になってしまいます。
また、職場に行っていた時は眠れませんでしたが、職場に行かなくなると睡眠時間がとても長くなり、眠りすぎてしまいます。中々布団から起き上がれません。それがうつ病によるものだと思っていませんでした。嫁からは薬を飲むことを勧められましたが、病気ではないと思い飲まずにいました。
薬を飲むとどうなるの?
そんな状態で1ヶ月が過ぎた頃、職場から「復帰プログラム」を組んだという電話がありました。不安が高まりました。布団に横になると立ち上がれません。とても働ける状態ではありませんでした。病院に行き、診断書を書いてもらいました。心理テストをすると、初診の時に行ったテストの点数(21)より高い点数(27)がでました。「職場に戻る」という言葉だけで不安やマイナス思考が高まり、気力が無くなってしまいました。
職場から「復帰するのか引き続き休職するのか早急に決めてほしい。」と言われました。また、「休職なら診断書とお薬手帳のコピーが必要。」と言われました。不安やマイナス思考が強く、とても普通の生活ができません。それでも薬を飲む気はありませんでしたが、お薬手帳のコピーが必要と言われ、お薬をもらうことにしました。もらったのは先ほど紹介した、「レクサプロ(気持ちを楽にして意欲を高める)」「スルピリド(胃や十二指腸に効く、緊張を和らげる)」です。
早速飲んでみました。飲んでから、不安が減りました。マイナス思考もなくなり、心が軽くなったのがわかります。睡眠時間が減り、7時間ほどで目が醒めるようになってきました。薬を飲んでいない時に行った趣味の野球では、声が出なく体も重い感じでした。しかし、薬を飲んで臨んだ野球では、これまでと変わらない気持ちで取り組むことができました。薬を飲むことで自分の心に変化が現れてきたのがわかりました。
飲んでいた薬を飲まなくなると
薬を飲んで1週間、病院の先生の都合で診察の日がずれてしまいました。そのため薬が3日ほど飲めない状態になりました。すると、不安と無気力がまた襲ってきました。職場に戻るという連絡があったわけでもないのに、布団から起き上がれません。何かをしようとしても中々動き出せません。薬を飲んでいると気づかなかった、やる気や不安にならない気持ちの状態が、薬によって維持されていたことに気づきました。病院の日が近づくと、「薬が欲しい。」と思う状態になりました。
まとめ
薬を飲むことは、副作用なども考え躊躇してしまいます。特に、体に目に見える変化のないうつ病では、薬の効果を疑ってしまうこともあると思います。しかし、軽度のうつ病でも薬を飲むことは大切です。なぜならうつ病を治していく過程でも、不安やマイナス思考は続くため、自分がとても苦しいからです。うつ病になった原因を取り除けばうつ病は終わるわけではありません。脳にすでに異常が出てきてしまっているため、自然に治すことは難しいと思います。これから治療を始める方は、ぜひ処方された薬を飲んで、毎日を不安やマイナス思考から離れた日々にして、寛解の状態に繋げていってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。