小学生、4月の学級開き!黄金の3日間は何をするの!?1日目の内容を紹介します!

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「黄金の3日間」、小学校の4月の新しい学級のスタートでよく聞かれる言葉です。どうやら大切そうだなと思うものの、何をしたらいいのかと困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、私が様々な書籍を読み、その中で私なりのやり方で進めてきた「黄金の3日間の1日目」を紹介します。叩き台として読んでいただけたらと思います。

「小学生、4月の学級開き前、これだけはやっておきたい準備特集!」

の続きになります。

 

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目次

黄金の3日間 1日目 担任発表まで

 

黄金の3日間の1日目は、担任発表の前から始まります。体育館に集まった自分のクラスの子たちを見て、良いところをたくさん見つけましょう。後の学級会で褒めるためです。事前に名前を覚えておけば、名前をつけてその子を褒めることができます。名前を覚えることもここまでにしておきましょう。担任発表で名前を呼ばれたら、大きな声で返事をしてクラスの前に駆け足で移動します。笑顔で一礼できるといいですね。

 

黄金の3日間1日目 教室に移動したら

 

学級まで移動したら、教科書や手紙など配らなくてはならないものがあります。私は自己紹介や呼名の途中で配り始めるのが嫌だったので、全て先に配ることにしました。手紙や教科書を配るときは、渡す側は、「どうぞ。」と渡される側は、「ありがとう。」を言って回すように伝えると和やかな雰囲気になります。

 

 

また、この時に体育館での待ち方が良かった子を名前をつけて褒めたり、「どうぞ。」をしっかりと言えている子を名前をつけて褒めたり、教科書を取りに行ってくれた子を名前をつけて褒めたりと様々な場面で褒めることをしていきましょう。「小さな行動にもしっかり見てくれて褒めてくれる」という視点をもたせることにつながります。

教科書や手紙が配り終わったら、「呼名」に入ります。クラスの子を名簿を見ないで一人ひとり読み上げていきます。そのため、先ほども言ったようにこの日までに全員の名前を覚えておくことが必要です。名前は覚えられても顔はまだ一致しないと思いますので、席を出席番号順にしておくといいと思います。呼名する前に、「呼ばれたら大きな声で返事をしましょう。」と伝えてから始めましょう。呼んでいく途中で返事が小さかったり、少しふざけて返事をする子も出てきます。そんなときはそのままにせず、やり直しさせましょう。小さな返事の子は、先ほどより大きくなればいいですし、ふざけている子はまじめにやり直せばいいです。大きくて立派な返事でなくても、小さすぎたりふざけたりするのは認めないという姿勢が大切です。全員の名前を呼名していると、中には間違えてしまったり、名前が緊張から出てこなくなったり、発音が違ったりすることも出てきます。そのときは冷静に謝ってから、正しい名前で呼んであげましょう。

 

 

呼名が終わったら、「自己紹介」です。自己紹介では少しイベント的な要素を取り入れたいですね。今年一年を子どもたちが楽しみに期待できるようなイベントです。私はいつもここで一度教室を出ます。隠しておいた被り物を被り、再度教室に入ります。子どもたちにはバレバレですが、敢えて自分の名前を出さずに自己紹介をします。その後、また教室を離れ、今度は顔を出してもう一度教室に入り、改めて自己紹介をします。たったこれだけのことですが、子どもたちは毎年とても喜びます。1年が終わる頃でもまだ被り物の話しをする子がいるほどです。自分に合ったイベントがあると思いますので、これからの1年を期待させるようなイベントを組んであげて自己紹介を行ってみてください。

 

 

 

黄金の3日間1日目 決意表明

 

自己紹介が終わったら、この一年間をどんなクラスにしていきたいのかの「決意表明」をします。私は主に3つのことについて話しをしました。話をする前に、子どもたちには一番いい姿勢をするように指示をします。大切な話なのできちんとした姿勢で話を聞いてもらうためです。

ここから話すことを、実際に話すセリフとして紹介します。

「今から学校にくる目的を3つ話します。大切な話なので最後まで姿勢を崩さずに聞きましょう。」

「1つ目です。学校は勉強をするところです。だから頑張って勉強しましょう。わからないところはできるようになるまで教えます。なんでも聞いてください。逆に、頑張って勉強しない人や、人の勉強の邪魔をする人を先生は許しません。みんなで勉強を頑張りましょう。」

 

 

「2つ目です。学校は友だちと仲良くするところです。だから友だちと仲良くしましょう。でも、仲の良い人と仲良くするのは簡単です。学校では、クラスの全員と仲良くすることが大切です。ケンカしてしまっても、どうしたら仲良くなれるか考えて行動しましょう。

 

 

先生が許さないことを3つ話します。1つ目は、クラスの友だちに暴力をすることです。暴力をすると、心や体が傷つきます。目や命など、失ったら謝っても元に戻らないこともあります。だから暴力は許しません。2つ目は、クラスの友だちの顔や体や家族の悪口を言うことです。これは心がとても傷つきます。心も一度傷つくと元には戻りません。だから悪口も許しません。3つ目は、いじめをすることです。相手が嫌だと感じていることをわざとやってしまったらいじめです。いじめられた人は、心や体が傷つきます。だからいじめも許しません。

 

 

みんなが仲良くなるために先生も休み時間一緒に遊びます。みんなで仲の良いクラスを作っていきましょう。」

「3つ目は、嘘をつくことです。先生は正直に話せば必ず許します。だから正直に話すようにしましょう。」

「みんなで一年間いいクラスを作っていきましょう。」

と言って締めくくります。

 

 

 

3つ目の嘘をつくことに関しては、担任の先生の思いがあると思うので省いていただいても構いません。私がこれを4月の段階で話すのは、嘘をつかれると、解決できる問題も解決しにくくなってしまうためです。謝れば済むことも怒られることを気にして嘘をつかれると、追求するのに時間がかかります。それなら普段から「正直に話せば許す」というスタンスを常に持ち続け、問題が起きても怒らず、正直に話せば許すことをしていけば、自然と嘘をつく子はなくなってきます。そのために話しています。

いかがだったでしょうか。もし読んでいただいた方にとって使えることがあったのなら幸いですし、もっといい考えがあるという方はまたその方法を試していただけたらと思います。ぜひ叩き台に使ってください。

また、以下のサイトでは2日目についても紹介しています。興味がある方はそちらもお読みください。

「小学生、4月の学級開き!黄金の3日間は何をするの!?2、3日目の内容を紹介します!」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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