理想のスイングは、ダウン、レベル、アッパー?一番ボールをとらえやすいスイングとは?

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小学校1年生という小さい頃から野球を続けてきました優太ろうです。38才となった今もソフトボールをしています。影の努力が大切だと思い、今でも筋トレや素振りを続けています。そこでこれまで学んだことを紹介します。これからのバッティングの参考にしていただけたらと思います。

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目次

バットの出し方は何が正しいの!?

私が小さい頃からバッティングで教わってきたことは、「肩口から最短距離を通ってボールを捉える」ということでした。掛布さんの少年野球教室では、「ダウン→レベル→アッパーの順でバットを出していく」ということでした。私はこの教えを元に、30年以上の間、「肩口からレベルスイングで最短距離を通り、レベルスイングでボールを捉え、アッパースイングで内野の頭を越える」ことを意識して練習、試合をしてきました。

 

肩口からダウん→レベル→アッパーの順にスイング

 

しかしこれだと打てません。波があって1試合1本が限界なんです。長打もほとんど出ません。自分の実力だと思い諦めていました。

そんなある時、YouTubeの画像を見ていて気づくことがありました。柳田選手が取り組んでいるスイングは、「Vスイング」と言うのです。そこでYouTubeでプロ野球選手の様々な打撃フォームを見直してみました。

プーホールズ選手の振り出し
高橋由伸選手の振り出し
坂本勇人選手の振り出し

3枚の写真を見るとわかりますが、肩口からボールに向かってダウンスイングしています。構える位置は様々でも、振り出す時には肩口から振り出していることがわかります。ソフトバンクの柳田選手の言う、「ダウン→アッパーのVスイング」の振り出す位置は肩口の位置なので「ボールに対してダウンスイング」になっています。

構えている手の位置は頭の横
振り出している手の位置は肩口

振り出しについて、胸元から振り出したり、胸元より下から振り出してみたり様々なことを試してみましたが、振り出しをレベルスイングやアッパースイングにするとうまくボールを捉えられません。バットにボールが当たらないことが増えました。振り出しをバットを持つ引き手をボールに向かってダウンスイングすることを意識して、肩口から振り出すと上手く捉えられることが増えました。プロ野球選手の画像から見ても肩口からのダウンスイングが正確に捉えられるバットの動きではないでしょうか。

 

インパクトの瞬間はダウン?レベル?アッパー?

 

振り出しは「肩口からのダウンスイング」が正確に打てるのではと話してきましたが、次は「インパクトの瞬間」です。肩口からダウンスイングしたバットがボールに当たる時、バットはボールに対して「ダウン(バットのヘッドがボールより上)」なのか、「レベル(バットのヘッドをボールに対して水平に当てる)」なのか、「アッパー(バットのヘッドがボールより下)」なのかということです。ここでもプロ野球選手の映像が参考になります。

丸選手のインパクト ヘッドがボールより下
高橋由伸選手のインパクト ヘッドがボールより下
坂本勇人選手のインパクト ヘッドがボールより下
中島裕之選手のインパクト ヘッドがボールより下

どの画像を見てもわかるように、インパクトの瞬間は、「バットのヘッドはボールの下」に来ることがわかります。これまで教わってきた方法を考えると、衝撃的です。これまでの「肩口からダウンスイングして振り出し、そのままレベルスイングでボールを叩く」を実践すると、インパクトの瞬間ヘッドはボールより上か水平になります。

右バッターの場合、ヘッドがボールの下でインパクトをし、その後右手(右バッターの場合)を自然に返して、右手で打球方向に押し込むフォロースルーをしていました。右手を返すのはボールにバックスピンをかけるためという感じです。

坂本選手のインパクト直後
中島選手のインパクト直後

 

インパクトの後バックスピンをかけるように手が返っています

 

今まで真ん中の高さを見てきましたが、低めであれば当然下の写真のようになります。

中島選手の低めのインパクト 真ん中よりもさらにヘッドが下がる

高めであっても同じです。ボールが高くなってもヘッドはボールより下から出ています。

坂本選手の高めのインパクト ボールが高くなってもヘッドはボールより下にある

コースも同じです。外角のコースもこうなります。

坂本選手の外角のインパクト ヘッドはボールより下

これらのことから、「肩口からダウンスイング」したバットは、インパクトの瞬間にはヘッドがボールより下がり、アッパースイングのような形ですくい上げる様子がわかります。

 

まとめ

 

これまで見てきたように、今まで正しいと思って練習してきたことには見直すべき点がいくつもあったことがわかりました。「ダウン→レベル→アッパー」の順に振ることで、「不正確なインパクト」になる可能性が高いのです。

一方、多くのプロ野球選手が自然と実践している、「ダウン→アッパー」のスイングでは、「ボールを捉える際の無駄がなくなり、さらに飛距離も出ている」ことがわかります。

 

今後は自分のバッティングの練習方法を見直していきたいと思っています。

構えは自然体であっても、振り出す時には「肩口らへん(ストライクゾーンの高めいっぱい)からダウンスイングで振り出し」、「インパクトの瞬間にはヘッドを下げてアッパースイング」、「インパクト直後は上の手ででボールにバックスピンをかけて押し出し」てフォロースルーへとつなげていく。今回学んだこれらのことを実践していきたいと思います。

また結果を報告していきます。読んでいて納得いく方も、いかない方も、これからの再考の一機会になればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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