私は、小学生の頃から野球を始め、中学、高校、大学と硬式野球を続けました。就職してからはソフトボールをやっています。ソフトボールも始めて15年ほど経ちました。
野球でもソフトボールでもそうですが、打つポイントって人それぞれ違いますよね。体よりだいぶ前の人もいれば、詰まるくらい近い人もいます。今日はそんなポイントとピッチャーの投球術である緩急との繋がりについてソフトボールを中心にお話しします。読んでいただけた皆様の何かの参考になればと思います。
目次
優太ろうの打撃論その1 緩急に引っかかるのはなぜ
ピッチャーはバッターに打たれないように様々な方法で投球をしてきます。そのうちの大きな方法として緩急がありますね。どんなに球速の速いピッチャーでも、ストレート1本で3打席抑えるのは中々難しいです。そこでピッチャーは、自分の速いストレートを生かすため、変化球を織り交ぜて投げてきます。
バッターの中には、相手の投球術から予想を立て、その球を待つ人もいます。一方来た球に瞬時に対応するというバッターもいます。予想を立てる場合ハマればいいですが、ストレートを予想して変化球を投げられた時はどうでしょう。体が前に出てしまいバランスを崩されてしまうことになります。また、来た球を打つという人も、速いストレートに詰まらないようストレートのタイミングで待っていて、突然の変化球を投げられると、これもバランスが崩されてしまいます。
この2つのバッターに共通しているのが、ポイントです。打つポイントが自分の体より前にあり、手が伸びきった状態にしているバッターは、ストレートをタイミングよく捉えられれば大きな当たりが飛びます。引っ張る打球のことですね。しかし、このバッティングだと緩急を混ぜられた時に先ほどの様なバランスを崩してしまうという欠点が出てきます。つまりはボールがまだ自分のポイントに来ていないのに待ちきれずに打ってしまうということです。フォークの場合は、ワンバウンドする様なボールを振って空振りしてしまいます。
手が伸びきっていてポイントが前。フォークだったらどうなるのでしょう。
優太ろうの打撃論その2 緩急に惑わされないポイントは?
そこで提案したいのは、「ポイントを下げる」ということです。打席はバッターボックスの一番後ろに立ち、少しでも長くピッチャーのボールを見れるようにします。次にポイントです。手が伸びるポイントはベースより前になりますが、これをベースの上にします。すると、一つの目印ができます。練習や素振りでもベースの上で振ることで、ポイントのバラつきを抑え、いつでも同じポイントで振ることができるようになります。ティーを置き、ベースの上にボールが来るようにしてスイングすると効果的に練習ができます。
ストレートを待っていて緩急をつけられた時に、ベースの上まで待てば、ピッチャーから一番遠い場所で「最後まで見る」ことができます。追い込んでからの空振りを狙うフォークの様な落ちるボールは、ピッチャーとしてはバッターの手前でボールになる様に投げてきます。つまりベースの上ではほぼボール球になります。ベースの上で捉えることを意識するとピッチャーの狙いを外し、ワンバウンドする様なフォークを見送ることができます。私もこの意識で、ベースの上でワンバウンドする様な鋭いフォークを見送ることができました。また、ストライグゾーンに入って来たら、落ちきったところで打つことができます。ポイントが前だと落ち始めで振るので対応しにくいですね。
また、引っ張ることを意識するあまり、緩急でタイミングを外され引っ掛けて内野ゴロという結果も減らすことができます。なぜならベースの上で捉える時の体のバランスは前に崩されることなく、手も伸びきっていないため引っ掛ける要素が少ないからです。自ずと狙いは右バッターならセンターから右中間へ、左バッターならセンターから左中間へと向かっていきます。
ベースの上にポイント。軸は崩されてなく、手は伸びきっていません。
これは横の変化球でも同じです。自分に向かってくる様なスライダーであっても、前で捉えようとすると体が避けてしまいますがベースの上を意識していれば最後まで待つことができます。しかし、これは体が反応してしまうので理論上では可能ですがいざ打席に立つと私は中々出来ません。
まとめ
今回皆さんにポイントについてお話しをしていきました。きっともっとしっかりとした理論をお持ちの方にとっては物足りない内容だったかもしれません。これからより深く考えていきたいという方に少しでも参考になればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。