「家を建てる」、人生における大きな楽しみであると同時に、決断する際には大きな悩みにもなると思います。私は現在、後1ヶ月ほどで「へーベルハウス」の新築が建ちます。今は楽しみですが、昨年(平成29年)の9月は、ほとんど家族以外に相談などしない私が、職場の先輩方に自分から家について質問するほど悩んでいた時期でした。
そんな私が悩んでいた大きな原因は、「どのハウスメーカーにするか」ということです。今回は私が体験した「ハウスメーカー選び」について、見積もりや決めた要因、断り方などを紹介していきたいと思います。
目次
ハウスメーカー選びその1 耐震住宅
私が家を建てる上でメインにしていたことは、「耐震性」です。住んでいる場所が東海地方なので、これから来るであろう大きな地震に備え重視しました。様々な情報をインターネットで検索した結果、「耐震性」と「制震性」を兼ね備えているハウスメーカーを3社ピックアップしました。それが、「ミサワ」「トヨタ」「へーベル」です。「ミサワ」と「トヨタ」は系列であることから、躯体に使われている軽量鉄骨は同じです。どちらも業界1太い鉄骨となっています。それに制震装置をオプションでつけることができます。「へーベル」は先ほどの2つほど太い鉄骨ではありませんが、四角形の鉄骨です。こちらは「制震装置」が元々ついています。どこも「地震に強い」ことを売りにしているので、ハウスメーカー選びはこの3社で始めました。(積水、セキスイ、パナなどの展示場にも行き、またネットの情報なども調べた結果この3つに決めました。)
ハウスメーカー選びその2 見積もり
この3社のモデルルームに足を運び、延べ床面積45坪に外構工事を含めた見積もりを出してもらいました。1番高かったのは「へーベル」、次に「ミサワ」でした。どちらも4000万を超えていました。最後に「トヨタ」です。価格は3000万台後半でした。この時点では、「トヨタ」が最有力でした。ただ、「へーベル」と「ミサワ」は地盤調査を行ってくれた結果も含めた値段でしたが、「トヨタ」はこの時点では行わないとこのことで未定でした。
ハウスメーカー選びその3 決めた要因
価格だけで考えると「トヨタ」になりますが、ここから値引き交渉です。1番高かった「へーベル」は4000万を切る値段まで下がりました。一方「ミサワ」は4000万台を切ることはありませんでした。最後に「トヨタ」は3000万台中盤まで値段が下がりました。ちょうど9月の決算期だと言うこともあり、それぞれ色々な特典をつけて更に値引きを頑張ってくれていました。しかしこの時点で「ミサワ」は候補から無くなりました。予算の限界を大幅に超えていたからです。「ミサワ」の外壁や家の内部の細かい工夫は魅力的でしたが残念です。残りの2社で検討していくと、やはり気になるのは「トヨタ」の見えないお金の部分です。「地盤調査にいくらかかるのか」「シロアリの駆除にこれからどれだけお金がかかるのか」「今後のメンテナンス費用は」などです。「へーベル」ではいくらかはっきりしているのに比べ、見えないお金は不安になります。また、担当者の違いも出てきました。「へーベル」や「ミサワ」の担当者は、こちらが何度も図面変更をお願いしましたが、嫌な顔せず対応してくれました。一方「トヨタ」は終盤、面倒臭そうに対応していて、こちらが何度も変更を言ったことを反省する形になりました。「見えないお金の不安」と、「これから長く家づくりの打ち合わせをしていく」というポイント、さらに予算との折り合いを見て、「へーベル」に決めました。
ハウスメーカー選びその4 断り方
「ヘーベル」に決まったため、次は断りの電話です。他のサイトでは、「電話でサラッと連絡すれば大丈夫」とあったのですが、これまで3ヶ月、間取りの変更や値段交渉で頑張ってくれていた担当者に断りの電話はしにくいものです。嫌な対応をされても仕方ないと思い電話しました。まず「ミサワ」に電話で伝えました。担当者の方は上の人と値段交渉をまだ頑張ってくれていたようで途中の決断が申し訳無かったです。しかし気持ちよく受け止めていただきました。次に「トヨタ」に電話しました。「トヨタ」は「まだ、値引きできますよ。」という返事をもらいました。しかし、今回「トヨタ」を選ばなかった「見えない値段」と「自分たちと合わない担当者」の問題は解決できないためそのままお断りしました。
ハウスメーカー選びその5 まとめ
以上のことから、私はハウスメーカー選びには、自分たちの求める性能、はっきりと見える見積もり、担当者との相性という部分が大切だと感じました。これからハウスメーカー選びをする方に、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
「へーベルハウスの家づくり1 ハウスメーカー決定から~打ち合わせはどんな事するの!?」
でこの続きを紹介しています。ぜひこちらもお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。