「部活しながら東大に受かる勉強法」から学べる、効果的な学習法を紹介します!

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「部活に全力で取り組みながら受験で結果を出す」。これってとてもハードルが高いように感じます。私は高校時代、野球部で野球に熱中していましたので、朝早くから夜遅くまで練習する日々でした。結果浪人してしまいました。浪人が無駄とは思いませんが、やはり学習も部活も両立できるのが一番です。そこで今回「部活しながら東大に受かる勉強法」の本を見つけました。もう大学も卒業している自分が読むのも変ですが、これから中学生になる自分の子どもたちのためになると思い読んでみました。すると、自分自身が高校時代まったく知らなかった勉強法がたくさん見つかりました。これはぜひ自分の子どもたち、あるいは今担任しているクラスの子どもたちに伝えたいと思いました。今回はそんな「部活しながら東大に受かる勉強法」の中身について紹介します。興味のある方の参考になれば幸いです。

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目次

「部活しながら東大に受かる勉強法」のポイントその1 少ない時間で結果を出す7:5:3の法則

 

一つ目に紹介するのは、「7:5:3(しちごさん)」の法則です。これは時間の使い方を紹介しています。一日24時間のうち、睡眠や生活に使う9時間を抜いた15時間の使い方になります。

7(しち)は「学校での授業時間」になります。著書の浜田氏は、

「合格したいなら、授業は真剣に受けなさい。

※「部活しながら東大に受かる勉強法」より

と唱えています。その理由は、「教科書」は東大の入試でも多くの部分から出題されているくらい大切なものだそうです。その教科書を先生がわかりやすく解説してくれる授業は最大の学習効果が見込める時間になります。年間で約4000時間もあるこの時間をいい加減にするか生かすかで学力は大きく差がついてしまうそうです。

そう考えると、私は高校時代、野球に明け暮れ、授業をいい加減に受けていました。4000時間を無駄にしてしまったのですから、浪人も当たり前になるわけです。やはり部活を思いっきり頑張りたいなら、授業はしっかり受けることは必ず行いたいことになります。

5(ご)は、部活に熱中する時間になります。1日にうちの5時間は思いっきり部活に集中していいということですね。部活をしていると勉強の時間がなくなってしまいそうですが、著者は、部活を続けることでコツコツ努力する力や達成感、忍耐力を学べる大きなチャンスになると言っています。この力は部活をしていないとつかないらしく、また、長く大変な受験勉強でも、これらの力が乗り越える力につながるのだそうです。

3(さん)はフリータイムです。学校の授業に加え、部活でも全力をつくし、家に帰っても勉強では体も心も弱ってしまいます。リラックスし、また授業や部活に元気よく挑戦するためにもこのフリータイムは必要だそうです。


【部活を引退したら】
5は苦手科目の学習に力を注ぐ時間に変わります。部活中に苦手のままにしておいた科目を集中的に学習していく時間になります。これまで積み上げてきた4000時間に加え、学校の授業の7時間に加え、部活後は5時間を足して12時間勉強にあてることになります。十分な時間になりますね。


3のフリータイムは部活を引退した後も同じになります。 

 

知識を完全に定着させるための4つのT


続いて「知識を定着するための4つのT」についてです。習った知識を定着させるためには、4つのTを意識するといいそうです。1つずつ紹介していきます。

① 1つ目のT=trace(まねる)・・・理屈はいいからとにかくまねてみる。授業中わからなくてもいいから黒板をそっくり写すことがこれにあたります。数学なら計算式を模範解答を見ながら写してみるということになります。これは小学生でも言えることですね。わからないからと何もしていないでぼっとしているなら、黒板を写すだけでも手を動かす方が勉強になるということです。

 


② 2つ目のT=think(理屈を考える)・・・先ほど写した黒板の内容を、「ああなるほど」と納得するまで考えることになります。黒板の内容を写したら、そのままで終わりにするのではなく、なぜそうなるのかを考える必要があるということです。小学生に場合、ここは自分一人では難しいこともあるので、解説しながら補ってあげることが必要になりそうです。

 

 


③ 3つ目のT=training(練習する)・・・黒板を写し、その内容の理屈に納得できたなら、次は練習問題に取り組む時間をつくります。ここで問題が解けるようになれば自分の力になったと言えそうです。

 


④ 4つ目のT=teach(教える)・・・最後のTは、練習問題ができるようになった知識をだれかに教えるということです。人に
教えた記憶は強い印象をもって心に刻まれるため、試験中もすぐに思い出せるそうです。周りの友人に質問を受けたら、どんどん教えてあげることが知識の定着につながるそうです。小学校でも、算数の計算が早く終わった子に、「ミニ先生」としてわからない子に教えてあげることがありますが、知識の定着という点から考えるとこれは、教えられる子より教える子にメリットがあるということがわかりますね。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。ここまで、「部活しながら東大に受かる勉強法」について紹介してきました。ここまででも、「7:5:3の法則」や「4つのT」など興味深いものが出てきています。その2では、さらに暗記をするための効率的な方法や、国語力を高めるメリットについて紹介していきます。今部活をしながら勉強の両立を目指している人にとっても、教員として子どもたちの指導に当たっている人にも、受験生の子を抱える保護者の方にとっても有意義な内容になると思います。ぜひ「その2」も読んでいただけたらと思います。

また、著書ではこの他にも、部活動を続ける価値や各教科の勉強法、部活しながら東大に受かる人の習慣なども紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。

「部活しながら東大に受かる勉強法」から学べる、効果的な学習法を紹介します!その2」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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