小学生、4年生の社会「火事を防ぎ、地震にそなえる」の授業の流れはこれ!実際に行った授業を紹介します!

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4年生の社会では、「火事を防ぎ、地震にそなえる」の学習があります。皆さんはどのように学習を進めていますか。そこで今回は、「火事を防ぎ、地震にそなえる」の中で「火事」について主に扱った、実際に行った授業の流れを紹介します。これから授業を行おうと考えている方の参考になれば幸いです。

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「火事を防ぐ」の学習のスタートは「私たちの学校は安全か」で問う

学習のスタートはやはり興味を惹きつける問題が必要です。そこでこんな写真の提示からスタートします。

 

 

「これは何の写真ですか。」

と子どもたちに問います。答えは、「火事」の写真と返ってきます。

続いて黒板にこんな数字を書きます。

「37、981」

「これは何の数字でしょうか。」

と子どもたちに問います。ノートに予想を書かせます。書かせた意見を発表させます。

「火事の数」「消防士さんの数」

と様々な意見がでます。正解を発表します。正解は、「2018年の日本全国の火事の数」です。ここで驚く子が出てきます。

続いて「これは何の数字でしょうか。」と問い黒板に書きます。

「1、427」

「火事で死んでしまった人の数」「自分たちの市の火事の数」

と様々な意見が出ます。正解は、「2018年の全国の火事で亡くなった人の数」です。この数字を少ないと感じる子、多く感じる子がいました。

「消防統計」より

ここまで、インパクトの強い写真と数字で子どもたちの興味を惹きつけます。ここで主発問をします。

「安全会議を開きます。皆さんが長い時間を過ごす学校は安全ですか。」

この発問を単元を通した発問にしていきます。「安全」「危険」を自分で決めてノートに書きます。どちらか書けた子は理由もノートに書きます。

 

 

 

黒板に「安全」「危険」と書き、理由を聞いていきます。

「安全派」の子たちは、

「今まで火事が起きたことがない」「避難訓練をしているから大丈夫」

などの意見が出ました。

「危険派」の子たちは、

「広くて逃げ遅れそう」「どこで火事が起きるかわからない」

などの意見が出ました。

 

 

意見が出揃ったところで、お互いの意見に対して反論する時間を取りました。

「安全派」に対する反論は、「いつ起きるかわからない。」や「避難訓練では本当の火が出ていない。」という意見でした。

「危険派」に対する反論は、「火事が起きても消火器がある。」や「火事が起きる場所は教えてもらえる。」という意見が出ました。

「それぞれの理由を確かめに行こう」と声をかけ、学習を進めていくことにしました。

 

「火事を防ぐ」の学習その2 「学校たんけんで安全か危険か確かめよう」

 

「安全」「危険」に意見が分かれたら、その理由を確認するため、実際に「学校たんけん」に出ます。

「火事を防ぐ設備はあるのか」「逃げるときに行き止まりはないか」などを確認しながら地図に記入していきます。

学校たんけんを終え、気づいたことをノートに書かせ、発表してもらいました。

(気づいたこと)

・消火器がたくさんある

 

 

・煙探知機や熱感知器が各教室にある

 

 

・消火栓が各階段にある

 

 

・煙を防ぐ扉がある(防火扉)

・防火扉には閉じ込められたときに出られる出口がある

 

 

・食料備蓄庫がある

などの意見が出ました。消火器以外のものは、まず1階を全員でたんけんし、そこで紹介しました。2階以外を班でたんけんさせることにしました。

これらの調査を元に、再度

「私たちの学校は安全か危険か」

をノートに書いてもらいました。結果は

「安全」24人「危険」6人

でした。「安全」に多くの人数が移動しました。理由を聞いてみると、

「消火器以外にも火事に対する設備がたくさんあった。」

「閉じ込められない工夫があった。」

という意見が出ました。一方「危険」と考えた子たちの意見は、

「報知器があっても壊れていたら気づかないから危ない。」

「火に囲まれてしまったら逃げられない。」

という意見が出ました。「安全派」のこれまで知らなかった「学校内の設備」に気づいたのはとても大きなポイントです。教室の天井にある丸いものにも意味があること、消火栓のボタンは消防署につながっているため緊急時以外は押してはいけないことを確認できました。

一方、「危険派」の意見は一見屁理屈のように聞こえますが、これが結構重要です。環境は学校が整えるけれど、危険を感じて行動するという意識は自分自身でもたなくてはなりません。お互いのよい意見を取り入れて安全会議を終えました。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。4年生の社会の「火事を防ぐ」の学習の流れを紹介しました。「安全会議」という形で「安全」「危険」と立場をもたせることで、どの子も立場をもって学習に取り組むことができたと感じています。この後、「私たちの町は安全か」「地震にそなえる」の学習を行い、消防署の仕事について学習する流れになります。今後授業を行おうと考えている方の参考になれば幸いです。

「小学生、4年生の社会「火事を防ぎ、地震にそなえる」の授業の流れはこれ!実際に行った授業を紹介します!その2「町たんけん」

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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