小学生、中学年の「鉄棒運動」で盛り上がるにはこれ!実際に授業で行った内容を紹介します!その2

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小学生の「鉄棒運動」。皆さんはどんな内容を行っていますか。「逆上がり」を教えるのも大切ですが、目的意識をもって練習に取り組ませたいですよね。そこで今回はそんな「鉄棒運動」の単元を通した目的のもたせ方について紹介します。これから「鉄棒運動」を行おうと考えている方の参考になれば幸いです。

「小学生、中学年の「鉄棒運動」で盛り上がるにはこれ!実際に授業で行った内容を紹介します!」

の続きになります。

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目次

鉄棒運動のおすすめ単元その3 「鉄棒オリンピック」の採点方法

 

続いて、「鉄棒オリンピック」の採点方法についてです。「鉄棒オリンピック」なので「採点」して順位を決めなくてはいけません。と言っても、1位から30位を決めるわけではありません。何ポイント以上なら「金メダル」。何ポイント以上なら「銀メダル」といった感じで、上手にできればすべての子に「金メダル」のチャンスがある仕組みにします。

採点の仕方ですが、各生活班に3〜15点の紙を配ります。3つの種目が全部上手にできなくても最低3ポイントはもらえます。6つの生活班がある場合は、演技する班が一つ。採点する班が5つになります。最低点3点×5班で15ポイントは必ずもらえることになります。

 

 

「上がり技」の4つのポイントは、「つばめ」挑戦は1ポイント。「逆上がり」挑戦は2ポイント。「膝掛け後転」挑戦は3ポイント、「膝掛け前転」挑戦は4ポイントです。

「つばめ」(1ポイント)の採点基準は、まっすぐ上に上がり(1ポイント)、足が伸びて静止する(1ポイント)ことができれば合計3ポイントです。

「逆上がり」(2ポイント)の採点基準は、回転後に足が伸びること(1ポイント)、鉄棒の上で静止する(1ポイント)ことができれば合計4ポイントです。

 

 

「膝掛け上がり」(3ポイント)の採点基準は、体を振り、振った勢いで鉄棒に上がります(1ポイント)。鉄棒の上で静止(1ポイント)ができれば5ポイントです。

上がり技系の最高ポイントは5ポイントになります。

「回転技」は、「足抜き回り」「前回り」挑戦が1ポイント。「逆上がり」挑戦が2ポイント。「後方支持回転」「膝掛け後転」挑戦が3ポイント。「前方支持回転」「膝掛け前転」挑戦が4ポイントです。

「足抜き回り」(1ポイント)の採点基準は、足を2本そろえて抜き(1ポイント)、静かに着地する(1ポイント)ことができれば3ポイントです。「前回り」(1ポイント)の採点基準は、鉄棒の上から回転(1ポイント)し、静かに着地する(1ポイント)ことができれば3ポイントです。

「逆上がり」(2ポイント)の採点基準は、回転後に足を伸ばし(1ポイント)、鉄棒の上で静止する(1ポイント)ことができれば4ポイントです。

「後方支持回転」「膝掛け後転」(3ポイント)の採点基準は、回転後に足を伸ばし(1ポイント)、鉄棒の上で静止する(1ポイント)ことができれば5ポイントです。

「前方支持回転」「膝掛け前転」(4ポイント)の採点基準は、回転後に足を伸ばし(1ポイント)、鉄棒の上で静止する(1ポイント)ことができれば6ポイントです

「下り技」は、「前回り下り」に挑戦で(1ポイント)、「こうもり下り」「ふみ越し下り」に挑戦で(2ポイント)、「こうもり振り下り」に挑戦で(3ポイント)です。

「前回り下り」(1ポイント)の採点基準は、鉄棒の上から回転を始め(1ポイント)、静かに両足そろえて着地する(1ポイント)ことができれば3ポイントです。

 

 

「こうもり下り」(2ポイント)の採点基準は、両足をそろえて下り(1ポイント)、静かに着地する(1ポイント)ことができれば4ポイントです。「ふみ越し下り」(2ポイント)の採点基準は、体が鉄棒にかけた足以外鉄棒に触れないように飛び越し(1ポイント)、静かに着地する(1ポイント)ことができれば4ポイントです。

 

 

「こうもり振り下り」(3ポイント)の採点基準は、手は地面につかず(1ポイント)、両足で着地する(1ポイント)ことができれば5ポイントになります。

この3つの種目のポイントを合計したポイントを生活班ごとに発表してもらいます。すべての生活班のポイントを合計して個人のポイントが決まります。

メダルの色は、15ポイント〜30ポイントが「銅メダル」。31ポイント〜44ポイントが「銀メダル」。45ポイント〜75ポイントが「金メダル」になります。メダルは市販のシールの中に種類もありますし、自分で画用紙で作ってもいいと思います。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回紹介した「鉄棒オリンピック」を実践した結果、子どもたちが練習に楽しんで意欲的に取り組み、結果に満足感を得られていました。今後「鉄棒運動」でどんなことをしようか考えている方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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