小学生、学習の定着は楽しくて見やすいノート作りから!見やすくて楽しく取り組めるノートの作り方を紹介します!

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授業をしていて必ず使うノート。皆さんはどんな風に指導していますか。子どもたちが授業中楽しくノート作りに取り組み、さらに知識の定着が図れる、そんな指導ができたらいいですよね。今回はそんなノート指導についてです。これからノート指導をする際の叩き台にしていただけたらと思います。

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ノート指導はこうしよう!その1 算数編

 

算数では、ノートの使い方が大きく学力に影響します。ノートの使い方一つで「正確に計算できなくなる」からです。そこで算数におけるノートの使い方を紹介します。算数で紹介することは、他の教科のノート指導でも使えることです。

算数では、「1マスに一つの数字を書く」ことが大切です。よく見られるのが、1マスに2桁の数字を入れ込んだり、マスを意識せず、真ん中の線のところに数字を書いてしまったりすることです。

 

 

この書き方をすると位を間違えて計算ミスをする原因になります。計算ミスをする子の多くは、ノートをもったいないと思い、マスを無視した書き方をしてしまいます。そこで、ノートを見せる場面では、必ず「1マスに1数字」を事前に伝えます。1マスの1数字で書いてこなかった場合には、たとえ答えが合っていてもマルをつけません。バツにしてもう一度書き直させます。これは文章問題を写す場合にも同じです。文字であっても必ず1マスに1文字で書きます。文字の大きさや列を揃えると、ノートがすっきりしてきれいになります。

 

 

分数であれば、マスの上下に数字を書かせ、間の線に横線を書きます。

 

 

小数なら、横2マスに数字を書き、間の縦線に点を書きます。

 

 

また、問題と問題の間は1行空けます。ここもくっつけてしまうととても見にくいノートになってしまいます。ゆとりをもったゆったりしたノートにしていきましょう。

 

 

筆算を書くときや、問題文を線で囲むときは、「線引き」を使います。これを使うと使わないとでは、ノートの見やすさに大きな差が生じます。分数の横線であっても「線引き」を使って書くくらい、どんな場面でも線を引くときは「線引き」を使う、使わないと気持ち悪いと感じるくらい意識させることが大切です。ちなみに問題文を線で囲むときは、ノートのマスの薄地の上に引くのではなく、その上のマスの真ん中に引きます。こうするとノートがよりゆったり見えます。

 

 

さらに、間違えた答えや計算した後は消しゴムで消さず残させます。消してしまうと自分がどこで間違えたのかわからなくなってしまいます。消さずに残すとノートは使ってしまいますが、自分のミスは消されずに次にいかされることになります。授業中は基本、「消しゴムは使わない」でノートに書かせましょう。

間違えた答えを直す場合は、赤鉛筆で直すことも必要です。どこで間違え、正しい答えは何かが明確になります。

 

 

また、間違えてしまった問題は、教科書にチェックをいれさせると復習する際に便利です。

これらをルールにして取り組むことで「ケアレスミスの少ないきれいなノート」をつくることができます。

 

ノート指導はこうしよう!その2 国語・社会・理科編

 

次は、国語と社会、理科のノート作りについてです。これらのノートでは、算数のノート指導に加えて、「楽しんで書く」という要素も必要です。子どもたちにとって、「ノートを書くのはつまらない」という感覚が多くの子にあると思います。それを「楽しんで書く」というテーマを設けることで、授業中も進んで手が動くようになります。「楽しんで書く」がテーマですが、「1マスに1文字」「線を引く時は『線引き』を使う」「問題文はマスの薄地の上をなぞらない」「詰め込まずにゆったり書く」などのルールは当然守ります。

「楽しんで書く」ためには、まず「日付」で楽しむことを指導します。例えば、「4月」なら「卯月」と書きます。あるいは、「4」をヨットの絵にして書きます。するとノートに少し遊び心が出てきます。「ノートは楽しんで書く」のスタートになります。

 

 

続いて、イラストを入れることも積極的に取り入れます。教師が黒板に「学習ないように関係する絵」を描き、児童に真似させます。理科であれば実験のイラストを入れたり、社会であれば農業や漁業のイラストを入れたりします。私は、学習のまとめの際には、「アンパンマン」や「ドラえもん」などのキャラクターをあえて描き、そこに吹き出しをつけてまとめの言葉を書いていました。自分のオリジナルのキャラクターを作る子もいます。「落書き」ではなく「イラスト」として扱うことで楽しんで書くことができます。

描いたイラストには色もつけていきます。すると、白黒にたまに赤があるだけの殺風景なノートが、カラフルな見ていて楽しいノートに変わります。

いたずら描きを推進しているように思われるかもしれませんが、文字だけでなく、図も交えてノートにまとめることで知識は深まります。また、「ノートを楽しんで書く」ことで授業中ぼーっとしている子は確実に減ります。

 

 

「ノートを楽しく書く」を推進すると、発表は苦手でも、ノート作りは得意という子を活躍させられます。逆に、発表で活躍している子はノートがぐちゃぐちゃなんてことも多々あります。発表だけを評価するクラスでは、物事にじっくり取り組む普段大人しい子が活躍できず、勢いのある子だけが評価されるクラスになってしまいます。このような点からも「ノートを楽しく書く」ことは大切だと考えます。

 

イラストを用いてまとめたノートの例を紹介します。

 

ノート指導はこうしよう!その3 書いたノートの評価編

 

様々な教科で「楽しんで書くノートづくり」を推進してきましたが、書かせるだけでは子どもたちのモチベーションを保てません。そこで、書いたノートを教師が評価するのはもちろんのこと、子どもたちにも見てもらうようにします。

私は、背面黒板にマグネットクリップを用意し、「よく書けているノート」をクリップではさんで掲示します。こうすると、子ども同士で「理想的なノート」がどんなものなのか理解することができます。また、掲示されなかった子は、「次は掲示されたい。」と次の授業のノートづくりを頑張るモチベーションができます。掲示されている子は、「続けて頑張ろう。」とこちらもモチベーションを保てます。教師も背面黒板にクリップでノートをはさむだけなので、ほとんど労力はかかりません。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。子どもたちに「ノートをとらせる」と言っても、自由に書かせると「見にくい」「書く量も少ない」「授業の重要なポイントがどこかわからない」「何を間違えたのかわからない」というノートになってしまいます。「ノートをとらせる」ことも指導が必要です。その指導の叩き台として今回の記事が参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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