小学生、席の決め方、生活班の役割ってどんなもの?どんな仕事をさせたらいいの?こんな決め方や仕事を紹介します!

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席替え、子どもたちには楽しみなイベントですよね。皆さんはどのように決めていますか。また、クラスの中でつくる生活班。その班の中で、「班長」や「副班長」なんて決めたりしますが皆さんはどんな役割を決めて、どんな仕事を振り分けていますか。今回はそんな席替えと生活班の中の役割と仕事内容について紹介します。どんな席替えの方法にしようか、生活班の役割と内容をどんなものにしようか考えている方の叩き台にしていただけたら幸いです。

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目次

その1 席替えをしよう その方法と期間は?

 

まずは「席替え」についてです。私は基本的に大きなイベント(宿泊教室など)がなければ、「くじ引き」にしています。「2回連続で隣の席の子が同じ子」ということもありますが、それは「運」と説明して受け入れてもらいます。「くじ引き」も全員が同じ機会ではなく、「前の月の様子」で機会は変わります。「授業中目をかける必要がある子」、「黒板が見えづらい子」は先にくじを引いてもらいます。くじの箱の中に、「1〜6」の番号のみを入れます。

 

 

「1〜6」の番号は前から2列めまでに必ず座る番号です。そのためくじを引いても後ろの席になることはありません。上記のメンバーが引き終わったら、次は残った子たちがくじを引きます。残りのくじを入れて混ぜて引いてもらえば後は普通のくじ引きと同じです。

これを「月1回」のペースで行います。「月1回」で行うのは、「五色百人一首」を行っているためです。詳細については以下のサイトをご覧ください。

 

 

小学生、クラスの絆を深め、古文に親しむなら「五色百人一首」がおすすめ!1年を通した取り組みを紹介します!その2

 

続いて、「イベント」などにおける班の決め方です。「イベント」は、「宿泊訓練」や「修学旅行」などです。これらのイベントで「くじ引き」を行うと、せっかくの楽しい思い出が、班のメンバー構成のせいで悲しい思い出になってしまうなんてこともあります。そこでこれらのイベントでは、「なりたい人と班になろう。」と声をかけます。ただし事前に以下のルールを示します。

1「一緒の班になりたい同姓の子とグループをつくりましょう」

2「一人になってしまう子がでないようにしましょう」

3「一人になってしまう子がいたら声をかけてあげましょう」

「5分でつくりましょう」

5「最後まで一人になってしまう子がでたら『くじ引き』にします」

 

 

 

上記のルールを示さないで行うと、悲しい気持ちになる子がでてしまいます。しかし、上記のルールを示して行えば、子どもたちは上手に対応します。一人の子がいれば積極的に声をかけてくれます。これまで「くじ引き」になってしまったことは1回もありません。イベントですから、「仲の良い子」と一緒に行きたいという思いを叶えられる席替えになります。

同姓の子のグループができたら、次は異性の子のグループと一緒になります。ここもお互い歩き回って交渉して決めます。ここでも、

1「グループができず残されてしまうグループがでないようにすること」 

2「5分以内に行うこと」

3「強引に決めないこと」

をルールに行います。これも子どもたちは上手に対応します。3はたまに、「もうお前たちで組め。」なんて強引なことを言い出す子がいるので、注意します。グループをもう一度解体させて考えさせます。できなければ「くじ引き」です。「誰かが悲しい思い」をしそうな時は容赦なく解体します。すると最後には「絶対なりたくない」という班はなくなり、「ある程度なりたい」と思える班になります。「子どもたち一人ひとりの意志を尊重できる」これが2つ目の決め方です。

 

 

逆にこれは適切でないという決め方は、「班長を決め班員を選ばせる」という決め方です。私の娘のクラスがこの決め方をしていましたが、娘は疲弊していました。なぜなら、「班長にならなければあとは誰と一緒の班になるかわからない」からです。娘は「班長」になることに一生懸命でした。上手く班長になれたからいいものの、班長になれなかった場合は、密室で班長たちに決められた班になり、その班のメンバーと一緒にイベントに行かなくてはなりません。これではイベントに行く前から気持ちがへこんでしまいます。「クラスの子がクラスの子を選ぶ」ことはやはり適切なことではありません。

 

 

その2 生活班の役割と仕事内容を決めよう

席替えをして生活班が決まったら、次は生活班の中の役割決定です。これはイベントの時の役割ではなく、普段の生活の時の役割です。

私はいつも5人組の班にています。5人の役割は、「班長」「副班長」「給食長」「整頓長」「学習長」です。一つずつ仕事内容を紹介します。

「班長」・・・生活班の中での話し合いの司会や配布物の受け取り、ゴミ拾いの際の拾ったごみの個数の確認

 

 

「副班長」・・・班長がいない時の代理や一人一役当番の仕事完了の確認 

一人一役当番については以下のサイトをご覧ください。

小学生、教室環境を整え、責任感をもたせるためのシステムはこれ!一人一役当番システムを紹介します!

「給食長」・・・ストローの袋のポイ捨て禁止確認や牛乳パックを開いたかどうかの確認。飲み終わった牛乳パックの放置がある場合は記名の確認

「整頓長」・・・帰りの会の机の整頓の確認(これを行うと子どもたちが下校した後も教室がきれいになります)

「学習長」・・・筆箱の中身の確認(学習に必要のないものを持ってこない)

「掃除長」は私のクラスではありません。班で清掃をしないからです。生活班の役割と仕事内容をこのように決めて行っています。これは読んでくださっている方の判断で変更していただければと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「席替え」の方法と「生活班のメンバーの役割」について紹介してきました。私が実践している方法で参考になることがあれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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