小学生、「長縄の八の字」の連続跳びはどうしたらできるようになるの?練習方法を段階別に紹介します!

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寒い季節になってきました。小学校では、「長縄」による「八の字跳び」の練習が始まる頃ですね。学校によっては、「長縄大会」があり、学年で回数を競ったり、学校全体で回数を競ったりということもあると思います。皆さんはどんな風に指導していますか。今回は、「八の字跳び」の「連続跳び」の上達方法についてお伝えしていきます。今後の指導の叩き台にしていただけたらと思います。

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目次

「八の字の連続跳び」の指導その1 くぐりぬける

「八の字の連続跳び」ができるようになるために指導その1は、「くぐりぬける」です。八の字跳びができない子の多くは、「縄に入るタイミングがわからない」ことが原因です。1年生を指導した時も、跳べない子は、タイミングが合っていないのに無理やり縄の中に入ろうとして引っかかってしまいます。そのため、「入るタイミング」を覚えることが必要になります。そこで練習するのが、「くぐりぬける」練習です。

まず、縄を「八の字跳び」のように普通に回します。回し手の横に並んだ子たちは、縄を跳ばずに「くぐりぬけ」ます。

 

 

この時大切なのは、「縄が地面を叩いたら進む」というポイントです。これを意識しないでただ縄に突っ込んでいってもいつまで経っても上達しません。まずは「縄が地面を叩いたら走って駆け抜ける」ことで縄に入るタイミングをつかみます。

どうしても入るタイミングが合わない子は、タイミングがわかっている子と手をつないで入る練習をしたり、教師と手をつないで入ったり、タイミングがわかっている子に後ろから押してもらうとより早くタイミングを覚えられるようになります。

 

「八の字の連続跳び」の指導その2 片足で跳びながら抜ける

入るタイミングがわかるようになったら、次は「片足で跳び抜ける」練習です。八の字跳びで、縄を両足でジャンプして跳ぶ子がいますが、両足で跳ぶ子は縄が速くなればなるほど引っかかる確率が上がってしまいます。なぜなら両足で跳ぶと、斜めではなく真上に跳んでしまうからです。真上に跳んでしまうと、縄は跳ぶことができても走りぬける時間が短くなってしまい、結局縄を抜けられず、走っている最中にもう一度回ってきた縄に引っかかってしまいます。これが続くと、今度は縄に引っかからないように、跳んだ後縄の横に抜けようとする子が出てきます。これも跳んだ後、もう一度回ってくる縄に引っかかってしまいます。また、両足で跳ぶと、真上に跳んだ後両足で着地するため、次の走り抜ける動作が遅くなります。すると後ろの子が跳ぶスペースがなくなり引っかかってしまいます。これらを踏まえて、「踏み切り足は片足」が理想となります。

そこでここでは、縄を持っている人が低く構えます。縄は回さずに膝の高さでピンと張ります。跳ぶ子たちは、このピンと張った縄を跳び越していきます。

 

 

この縄をピンと張った状態で練習しますと、縄が動いていないため、「引っかかる」心配がなくなり、自然と片足跳跳び、片足着地ができるようになります。これを数回行い、「片足で入り、片足で着地して素早くぬける」感覚養っていきます。

 

「八の字の連続跳び」の指導その3 勇気を出して飛び込む

入るタイミングがわかり、片足で踏み切れるようになったら、実際に跳んでみます。跳んで行くと出てくるのが、前も後ろも関係なく自分のタイミングで跳んでしまう子です。

そこで、「八の字跳び」ができるようになるための3つ目の指導は、「勇気をもって縄に飛び込む」です。当たり前のようですが、これが中々できません。どういう状態かと言うと、前の子が跳んで、何回か縄が回ってから自分のタイミングで縄に入る子のことです。この子の跳び方に合わせて、「今は仕方ない」と続けていると、実際はずっと連続で入ることができません。そこで、心を鬼にして、自分のタイミングで入って跳べても褒めないようにします。むしろ、自分のタイミングでなくても、連続のタイミングで入って引っかかってしまった場合を褒めるようにします。これを続けることで、「自分のタイミングで跳べるより連続のタイミングで跳べることの方が大切」であることを感じさせます

そのためにはまず、教師も「連続で入るタイミング」をしっかり指導する必要があります。入るタイミングで、「はいっ。」ですとか、「ここっ。」というような掛け声をしてあげたり、跳べる子に後ろについてもらい押してもらったりしてサポートしてあげます。連続のタイミングで入れた子には、大げさに褒めることも大切です。この方法を続けていくことで、特別支援学級の運動が苦手な子たちも、「連続跳び」ができるなりました。

 

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回は長縄の八の字が連続で跳べない子に対して、どのようなステップで指導していけばよいかをお伝えしました。これからの指導の参考にしていただけたらと思います。また、今回の「できるようになる」に加え、クラスで記録を伸ばすための方法も紹介します。そちらも読んでいただけたらと思います。

「小学生、「長縄の八の字」の連続跳びはどうしたら回数を伸ばせるの?練習方法を段階別に紹介します!」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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