小学生、授業中のつぶやきって必要なの。是非とその根拠とは その2

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小学校の授業では、教師の発問に対して児童が答えていくというスタイルで学習が進められていると思います。これは児童の自発的な発問であっても、教師から発せられた発問であっても同じだと思います。それに対して児童は答えていくわけですが、その時皆さんは児童にどのように答えさせますか。すぐに手を挙げて発言をさせますか。それとも教師が指名することなく、児童に好きに話させますか(つぶやき)。今日はそんな授業における進め方についてお話しします。叩き台にしていただけたらと思います。

「小学生、授業中のつぶやきって必要なの。その是非と根拠とは」

の続きになります。

 

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授業中、「全員を参加させる」「時間内に力をつける」授業スタイルとは?

 

ここまで、「つぶやき」の授業と、「発問➡️挙手」の授業の「非」について考えをお伝えしてきました。では、「全員を参加させる」ことができ、「時間内に力をつける」ことができる授業スタイルとは何かということになります。私が考える授業スタイルは、「発問➡️作業➡️巡視➡️指名」の授業スタイルです。その内容を説明していきます。

まず、教師が発問をしたら、児童には「つぶやき」をさせず、「挙手」もさせず「ノートに考えを書かせます」。これが「作業」になります。ノートに考えを書かせると、賢い子も、理解が遅い子も一度止まって考えることができます。理解が遅い子は、誰かが答えを示してくれる前なので自分で考えるしかありません。この自分で考えることが大切です。この時、問題を読んでなければもう一度読み返すことになります。そうしなければ答えをノートに書けないからです。考えてみてやっぱりわからない場合は、「わからない」でもいいのです。自分で考えて書いたことに意味があります。「つぶやき」スタイルや「発問➡️挙手」スタイルなら考えなくても答えが出てきます。これで、「全員参加」が保証されます。

 

 

次に、ノートに書いた内容を教師が「机間巡視」します。できれば頭にインプットしたいですが、全ての児童の考えをインプットすることは難しいですので、座席表に記録しながら巡視をします。「巡視」することで、「発問と大きく離れた考えを書いている子は指名しない」という計画が立てられます。「Aの考えの子はこの子を指名しよう、Bの考えはこの子、Cの考えはこの子。」というように指名の順番ができていきます。こうすることで授業を計画立てて進めることができます。もしここで「発問➡️挙手」をさせてしまうと、誰がどの考えをしているかわからないため、とんでもない方向に授業が進んでしまうことも出てきてしまいます。これは川の深さを確かめないで飛び込むことと同じです。もし浅かったら大怪我します。ノートに書かせ、巡視して児童の考えを探ることは、川の深さを確かめることと同じです。安全を確かめてから飛び込むのが安全に授業を進める方法になり、「寄り道しないで時間を有意義に活用して、児童に本当に考えさせたいことを考えさせ力をつける」ことにつながります。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。授業の進め方にも様々なものがありますが、どれでもいいわけではないことが、体験を通して伝えられたのではないかと思います。始めに参観授業で提示した、「心情曲線」も、「つぶやき」で使ってしまっては大失敗ですが、「作業」で使えばとても有意義に使うことができます。心情曲線を書くワークシートを児童全員に配り、一人ひとりに心情曲線を書かせ(作業)ます。そうすれば、一人ひとり読み取りが違うので違う曲線が生まれてきます。巡視して話し合いたい場面で対照的な曲線を取り上げて、「どちらが正しい読み取りか」と発問にすることができます。こうすれば全員が参加でき、寄り道せずに力をつける話し合いを進めることができます。一度試していただき、叩き台にしていただけたらと思います。ここで紹介したことは、野口先生の著書を参考に、実践して得られた経験を元にお伝えしています。詳しく知りたい方は下の書籍を読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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