小学生、書く力を高めるための方法とは?文法+習慣化!

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「書く力」は国語の最終学力、つまり「読む」「話す」「聞く」など全ての学力の総決算であると野口先生は著書で語っています。そのくらい子どもの書く力を高めることは大変だということですね。そこで今回は、野口先生の著書を元に実際に実践した方法で、また、他の方法も試した結果どのくらい子どもの書く力が高まったのかお伝えしていきます。これから書く力を高めたいと考えている方に読んでいただき叩き台にしていただけたらと思います。

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書く力を高める指導その1 文法の基礎基本を押さえる

 

子どもの書く力を高めるためにまず私が行ったのは、「文法を正しく押さえる」ということです。文法を正しく押さえずに文章を書かせても、間違った文章を書いて覚え、自分のものにすることになってしまうので後々リセットするのが大変です。そこで4月の始業式が終わって2、3日経った黄金の3日間のどこか1時間を使って正しい文法の授業を行います。

正しい文法の授業と聞くと、1つずつ教えていく講義方式を思い浮かべると思いますが、それだと子どもが飽きてしまいます。そこで、子どもたちをパソコン室に連れて行きます。そこでインターネットのサイトを使って授業をしていきます。私が使ったサイトは下のサイトです。

http://s-murano.my.coocan.jp/enpitutop.html

問題が出題され、全員が原稿用紙に答えを書かせます。書き終わったら教師がサイトの答えページを開き答えを見せ、子どもに答え直しをさせるという方法で行いました。これですとただ教えるだけの講義形式ではなく取り組めます。全て終わった原稿用紙は捨てずに取っておくと、後々文法を忘れてしまった時に見直せますので捨てずにファイルさせておきましょう。これでまず大切な文法について押さえていきます。

 

 

書く力を高める指導その2 たくさん書かせることで慣れさせる

 

作文と聞くと子どもたちは、「げぇ。」と言って嫌がります。そのくらい子どもたちにとって作文は苦手意識の強いものです。そんな子どもたちの作文への苦手意識を薄める方法は、「たくさん書く」という方法です。先生方の中には、「むやみに書かせても意味がない。」と仰る方もいらっしゃると思いますが、作文はやらないよりやった方が断然力が付きます。野口先生も、「色々な場面でどんどん書かせる」と言っていますが、私も実践してみてわかりました。苦手だからと言って書かせないと全く力は高まりません。ここで言う力とは、「文章の量」のことです。書く力の弱い子はこの文章の量が全く書けません。原稿用紙に書かせると、2、3行で終わってしまう子もいます。その子たちに、文法や思いを込めること、ある程度の分量を書かせることは到底無理です。そこで、まずは書くことに慣れ、文章の量を増やすことから始めていきます。そのためには「なるべくたくさん書く」しかありません。野口先生も、「空気を吸うように作文が書けるようになるまで書かせる」と言っています。

私は毎日作文を書かせています。帰りの会に5分だけ作文の時間を取っています。原稿用紙の7割くらいのところに線を引いた用紙を作りコピーしてあります。それを毎日帰りの会前に配り、7割のラインまでは到達するように指示します。子どもたちは嫌々な子が多くいますが頑張って7割のラインを超えるように書きます。すると、1ヶ月、2ヶ月と続けていくにつれ、文章量がどんどん増えていくのがわかります。得意な子は表裏印刷の原稿用紙の裏までいきますし、苦手な子も7割のラインを超えるようになります。

 

7割くらいのところに線を書き、ここまでは時間を超えても到達するように指示しました。

 

「毎日書かせる」のは言うのは簡単ですがやるのはとても大変です。なぜなら作文は書かせて終わりではなく、教師が添削して終わりだからです。毎日30枚以上の作文を見て、それなりのコメントを書くことは中々できません。

そこで、教師も楽をしていきます。野口先生は著書で、「作文へのコメントは短くていい。無くてもいい。それよりも教師がコメントにこだわって作文を書かせることが面倒臭くなり、子どもが作文を書く回数が減ってしまうことの方が問題だ。」と言っています。普段は、「すごいね」や「面白いな」、「先生もやってみたいよ」などの一行で終わるようなコメントにします。これですと早いと一枚あたり3、40秒で読むことができます。

どうしても忙しくて見れない時には「花丸」でもいいと野口先生は言っています。しかし評価はします。よく書けているなと感じた作文は三重丸の花丸。イマイチな作文には一つ丸の花丸といった感じです。教師のコメントよりも、子どもが作文をたくさん書くことに力を注ぐ方が大切だということです。

また、高学年の場合、クラブ活動や代表委員会、委員会活動など様々な活動もあります。そんな時に無理して書かせても、活動に遅刻したり、集中して書けなかったりして、他の先生や児童に迷惑がかかり、力も付きません。そこで放課後に活動がある時も思い切って無くしてしまいましょう。そんな風に作文を休んでも、書く回数は教科書にある「書く単元」で書かせるだけに比べて全然変わります。

そんな感じで教師が楽しつつ、少しでも多くの作文を書かせるようにしていきましょう。

書く力を高める指導の続きは、下のページで紹介していきます。そちらもぜひご覧ください。

「小学生、書く力を高めるための方法とは?文法➕習慣化!その2」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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