小学生、暴言、物を壊す、ルールを守らない!それは反抗挑戦性障害!そんな反抗挑戦性障害について紹介します!

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暴言を吐く、物を壊す、先生の示すルールを守らない、そんな子クラスにいませんか。このページにたどり着いたあなたはきっと同じような子に悩まされているのではないでしょうか。その子の障害、「反抗挑戦性障害」と言います。ADHDのうちの1つです。どんな症状なのか、どんな対処方法がいいのか経験を元にお話ししていきます。

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反抗挑戦性障害ってどんな症状?

4月、新しいクラスの子の中に、昨年度から伝達がきていたADHDの子がいました。A君と呼びます。これまでもADHDの子を担任したことはあったので同じように考えていましたが、これまでとは全くの別物でした。授業中離席することはもちろん、給食中も席を離れて友だちと遊び出します。休み時間には、トイレの中で遊んで設備を壊したり、廊下でボールを使って遊んだりと、学校のルール、クラスのルールを御構い無しで破ります。しかも、それを何度も繰り返します。注意が全く届きません。

 

 

それでも怒る指導はADHDの子には向かないと思い、諭すことを続けてきました。すると1ヶ月が経つ頃には、担任の私に向かって、「死ね」や「ボコす」という暴言も吐くようになってきました。困るのは授業中です。テストなどみんなが個人で集中する授業では一人で遊んでいるだけですが、相談など周りの子と話しをする時間などを設けると、すぐに友だちと遊び出します。音読を聞き合うような場面でも、友だちと話し出してしまうため、他の子の音読の声が聞きにくい状態になってしまいます。問題なのは、ここで注意しても3秒後にはまた話し出すということです。キリがありません。わざとやっているのかと思いました。

 

 

 

反抗挑戦性障害とは?

 

そのような状態が続き、とても疲弊してしまいました。なんとかしなくては授業が成り立たない。また、物を壊すことを止めなければ何度も謝らなければいけない。担任であるための責任が重くのしかかりました。そこでインターネットサイトでこの症状について調べてみました。そこで見つかったのが、「反抗挑戦性障害」です。聞きなれない名前です。その症状はと言うと、

反抗挑戦性障害(ODD)とは、別名「反抗挑戦症」とも呼ばれ、親や教師など目上の人に対して拒絶的・反抗的な態度をとり、口論をしかけるなどの挑戦的な行動をおこしてしまう疾患です。

症状の現れ方によって過興奮型、すね型、マイペース型に分類される場合があり、症状を発症する場面・相手が多いほど重度であると診断されます。

反抗挑戦性障害が発達期を通じて何年間も続く場合、両親、教師、監督者などの目上の人だけではなく、同年代の友人、恋人ともトラブルを起こしてしまい日常生活に様々な障害が発生します。

反抗挑戦性障害の症状として大きく3つのパターンがあげられます。

怒りっぽくイライラする:
周囲からの刺激に過剰に敏感になり、すぐにイライラしてしまいます。そのためしばしばかんしゃくを起こしたり、腹を立てて怒ったりしてしまいます。

周囲に挑発的な行動をする、口論がすき:
権威のある目上の人物や、子どもの場合は大人から決められたルールに従うことに積極的に反抗し、口論をふっかけます。そしてわざと周囲の人をイライラさせ、自分の失敗、または失礼な行動の原因を他人のせいにしてしまいます。

意地悪で執念深い:
周囲の人との間に起こった出来事を根に持ち続け、他人に対して優しくなれない状態が半年に少なくとも2回発生します。

引用元

https://h-navi.jp/column/article/35025802

まさしくその状態です。私はA君が自分のことを舐めていて、そのような行動を取っていると思っていましたが違いました。彼は、「反抗挑戦性障害」という病気であり、暴言や物を壊すこと、ルールを守らないことが、症状として出てしまっていたのです。

 

反抗挑戦性障害の子にはこんな対応が効果的

書籍で調べたのですが、アメリカでも「反抗挑戦性障害」についての研究が行われているそうです。しかし、解決策はまだ見つかっていないそうです。そんな中で、私がこれは効果があったと思うことを具体的な場面を元に挙げていきます。

ケース1は、話し合いの司会の場面です。A君は小さい声ながら司会として会を進めていました。役割を交代するため黒板に書く担当をするよう他の子に言われると、拒否しました。字を書くことに自信が無かったのだと思います。そこで苦手だろうと思い、「書くの苦手でしょ。司会でいいよ。」と伝えました。すると、黒板に向かって字を書き始めました。そうです。反抗しているのです。教師が、「静かにしなさい。」と言ったら静かにしませんが、「書かなくていい。」と言ったら書くのです。給食当番も同じでした。あまりに仕事をしないため給食当番から外し、「やらなくていいよ。」と伝えると、わざわざ給食室へ行き、食缶を持って帰ってきます。本能的に反抗してしまうのです。いいことも悪いことも反抗してしまうのが「反抗挑戦性障害」だとわかりました。

 

 

ケース2は、物を勝手に使って壊すことや無くすことです。その時楽しいと思ったら止まらなくなってしまうのが「反抗挑戦性障害」です。担任の机の中やロッカーの中も勝手に開けて、色々な物を使い始めてしまいます。物をそのままにして指導をしても効果はありません。また使い始めます。「その物で遊んではいけない。」と言えば、それに反抗してしまうからです。しかし、ルールを破って遊んでいるのに、「いいよ。」とは中々言えません。そこで、遊んではいけない物で遊んでいる時には目に見えないところに隠してしまいましょう。少し探しますが、そのうち諦め他の遊びに興味をもつようになります。隠さないでおくと、そのうち物を壊したり、無くなるまで使い切ってしまったりといいことがありません。

 

まとめ

 

「反抗挑戦性障害」の子の特性が伝わったでしょうか。これからもこのような特性のある子がいるクラスを担任することもあると思います。その時の手立ての参考にしていただけたらと思います。

指導をする際特に注意が必要なことは、反抗挑戦性障害の子以外の子たちへの指導です。反抗挑戦性障害の子だけでなく、ADHDの子には厳しく怒ることは逆効果です。しかし、ルールを破る行動をしているのに厳しく指導しないと周りの子から不信感を買ってしまいます。また、周りの子の目を気にするあまり、反抗挑戦性障害の子に厳しく当たってしまうことも無駄な労力になります。クラスが始まったらすぐに、反抗挑戦性障害の子に一度クラスから外れてもらい、他の子たちに理解を求めることが必要だと思います。当然障害をもつ親に許可を得ることが必要ですが、怒る指導が効果がないことと、クラス経営のことを伝えれば理解してもらえると思います。また、以下のサイトでは、効果的な指導や効果のなかった指導を紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。

「小学生、指示を聞かない!暴力、暴言、それは反抗挑戦性障害かも!これは効いたという対応を紹介します!」

今困っているあなたの何かの役に立てればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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