健康診断、尿検査で潜血・蛋白はIGA腎症の可能性!治療、そして寛解へ

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大学生時代に受けた健康診断で引っかかることがありました。尿検査の「潜血・蛋白」です。記号が+や++になっていました。なんのことかわからず再検査も後回しにしていました。その後就職して職場での健康診断がありました。またも尿検査の「潜血・蛋白」で要受診になりました。少し不安になり病院に行くことにしました。ここからが苦しい闘病生活のスタートでした。今回は前回紹介した内容の続きになります。

健康診断、潜血・蛋白+は腎臓病の危険!「IGA腎症」と腎生検とは?

 

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目次

闘病生活その3 唾も飲めない扁桃腺摘出手術

IGA腎症が確認できたため次に行うのは、「扁桃腺摘出」です。闘病生活その1でも述べたように、IGA腎症は扁桃腺が大きく関係しています。そのため扁桃腺を摘出して経過を見ることになります。ただし取ったから必ず良くなるとは限らないとのことでした。また、麻酔士の方が来て身長や体重を聞いてきました。適した麻酔の量があるのでしょうね。

手術は全身麻酔で行われます。手術室に入り、ベッドに横になりました。上にあるライトが眩しかったです。「いよいよか。」とても不安な気持ちでいっぱいでした。麻酔が合わなくて死んでしまった人がいることも聞いたことがあったのでそれが自分になったらととても不安でした。マスクをして看護士さんに、「3秒数えてください。」と言われました。3秒数え終わった瞬間記憶がなくなり、起きたら病室のベッドでした。しばらくして先生が切り取った扁桃腺を見せにきてくれました。思った以上に大きくてびっくりしました。

起きるとまず激痛に襲われます。唾が飲めません。扁桃腺を摘出する手術では、縫合はしません。口の中を縫ってしまうと縫ったところに引っ張られ、顔の形が変わってしまうからです。そのため大きく切った部分全て剥き出しの状態になります。そのため唾を飲むだけでも激痛が走ります。飲み物も中々飲めず、病院食はとても食べれませんでした。でもお腹は減るので、病院内の売店でカップラーメンを買い、2時間かけて食べました。また、全身麻酔で行う手術が初めてだったため知りませんでしたが、排尿用に、男性器にカテーテルを挿入されていました。私はカテーテルで排尿することに抵抗があり、丸一日できませんでした。そのため看護士さんに抜いてもらえないか提案しました。医師からOKが出たので看護士さんに抜いてもらいました。「せーの。」で引っ張るのですがこれも激痛です。体内に入っていたカテーテルの先には血が付いていました。これからはカテーテルは絶対拒否しようと思いました。

それから1ヶ月ほどそのまま激痛に耐えていきました。すると口の中に白い苔が生えてきます。それが全て生えて終わると痛みを感じなくなります。

病生活その4 そして寛解へ まとめ

 

退院してから3ヶ月に一度ほど血液検査と尿検査を続けました。そんな生活を続けて1年ほどで尿検査で引っかかることはなくなりました。その後も年に2回ほど検査を受け続けています。なぜならIGA腎症には「完治」は無く、「寛解」という言葉しかないからです。それは完全に治るという意味では無く、今は治ったけれどいつまた症状が出るかわからないからです。

しかし、始めに先生にIGA腎症を告げられた時は絶望しかありませんでした。本を読み、寛解になりたいと心から思いました。今その状態になれて本当に良かったと思います。

今健康診断を受けていない人は、ぜひ受けることをオススメします。早く見つければ寛解の可能性も高まるからです。腎臓は消耗してしまったら肝臓のように自己修復は難しいそうです。

また、今IGA腎症と診断された方も、これから適した治療を行っていけばきっと寛解に近づけると思います。頑張ってください。

これで私のIGA腎症の闘病日記を終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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